学内の動き T行事・イベント
◎ 平成27年度 公開講座を開催
  
<健康スポーツ講座「テニス・基礎編」>
 5月16日〜6月13日の土曜日の全4回、小金井キャンパスにおいて、健康スポーツ講座「テニス・基礎編」が開催され、23名が受講しました。
 本講座は、基礎技術の習得と試合形式のゲームができるようになることを目的として実施されており、ストローク、ボレー、サーブ、レシーブなどの基本練習が重点的に行われました。
 テニスが初めてという受講者は、マンツーマンでの指導により体にやさしいテニスを体感することができ、経験者はダブルスゲームをとおして、新たな技術や知識を習得しました。
 講座は終始和気あいあいとした雰囲気の中で行われ、受講者にとって、技術の習得だけでなく、家族や地域住民同士の交流の大切さを実感できる機会となりました。
 
 
 
<ゴルフ〜スイングの基礎を学ぶ(初心者・初級者)>
 5月24日〜6月21日の日曜日の全5回、府中キャンパスにおいて、「ゴルフ〜スイングの基礎を学ぶ(初心者・初級者)」が開催されました。
 受講者は男性4名、女性4名の計8名で、30歳代から60歳代まで幅広い年齢層のゴルフ愛好者が集まりました。
 講座では、運動制御論、運動力学、運動学など様々な視点からゴルフスイングのメカニズムを学び、「ボールを楽に正確に飛ばす」スイングのコツを修得するための反復練習が行われました。
 レッスンは、安藤秀ティーチングプロの「コンバインドプレーン理論」を参考に行われ、受講者からは「ゴルフスイングの理論が理解できた」といった声が寄せられ、大変好評でした。
 

 
 
<子供科学教室「虹を作って、光の秘密を解き明かそう!」>
 6月20日(土)、東京農工大学科学博物館において、子供科学教室「虹を作って、光の秘密を解き明かそう!」が開催され、計13名(保護者を含む)が参加しました。
 最初に、講師の飯野孝浩特任助教から、光の特性について説明があり、白色は特別な色であり、波長の異なる様々な色の光から成ることなどを学びました。次に紙枠製の「回析格子」というメガネで色々な種類の電球や普通の蛍光管を観ると、虹が見え、光の種類の違いによって、虹の各色の長さが異なることを体験しました。
 次に、赤外線の特徴について学んだ後、実験をとおして、赤外線でものを見ると、色が透けて見えたり、模様が消えてしまうこと等に、受講者は強い関心を示していました。
 多くの受講者は、光の不思議について、楽しみながら強い関心を抱いたようでした。
 
  メガネで電球を観察する様子
 
 
<子供科学教室「カメラの御先祖を作ろう:カメラオブスクラ」>
 7月4日(土)、東京農工大学科学博物館において、子供科学教室「カメラの御先祖を作ろう:カメラオブスクラ」が開催され、28名(保護者を含む)が参加しました。
 最初に、講師の室尾和之准教授から、カメラの進化や仕組などについて説明がありました。レンズは人間やネコの目と同じ仕組であることや、ヤギの目は光の強弱で横に細長くなったり短くなったりする特殊な仕組であることに、受講者は驚いていました。
 次に、カメラオブスクラの完成品、フィルム式カメラ、デジタルカメラの順に実物を見ながらそれぞれの特徴を学び、実際にフィルム式カメラの操作が行われました。
 続いて厚紙による組立式のカメラオブスクラの製作が行われました。組み立てに時間がかかる受講者もいましたが、全ての受講者が時間内に作り終えることができ、完成後にはカメラを覗き、映し出される像の美しさに、多くの受講者が感嘆の声をあげていました。
 
  カメラオブスクラを作成している様子
 
<子供身近な動物教室>
 7月4日(土)、府中キャンパスにおいて、公開講座「子供身近な動物教室」が開催されました。
 本講座は、鈴木馨広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター(FSセンター)野生動物保護管理分野長が担当し、FSセンターの野生動物保護活動の紹介、動物の観察、ロボットを使った実験、飼育動物との触れ合いなどが行われました。
 実物の観察や実験、触れ合い体験を取り入れたこともあり、受講者の好評を得て大盛況となり、「大きくなったら農工大に入りたい!」、「獣医さんになるのが夢!」という子供もいました。
 この講座は「東京農工大学と地域を結ぶネットワーク事業」に組み込まれており、同ネットワークの「幼稚園・小学校飼育動物ドクター事業」と有機的結びつきを図り、効果的な活動展開を目指しています。
 
   
 
←前の記事 次の記事→

558号目次へ戻る