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◎ 第2回東京農工大学「木炭多用途低負荷農業技術研究シンポジウム」
を開催

 12月15日(土)、府中キャンパスにおいて、第2回東京農工大学「木炭多用途低負荷農業技術研究シンポジウム」が開催されました。
 本学では、これまでJICAの草の根技術協力事業を受託し、ベトナム中部において、「農民参加型木炭多用途利用技術普及計画」に取り組んできました。
 本シンポジウムは、当地における木炭多用途低負荷農業技術についての研究成果を周辺諸地域と共有し発展させることを目指して開催されたもので、当日は、及川洋征農学研究院助教から、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト視察報告と農工大チャコールプロジェクトへの応用」と題する講演が行われ、産学官民連携の先進事例として「@亀岡カーボンマイナスプロジェクト」および「Aインドネシア森林火災地域におけるモデル農家支援事業」についての情報共有が行われました。
 また、「平成24年度姉妹校等との交流に係る旅費助成」により、ボゴール農科大学林学部長のバンバン・ヘロ・サハルジョ教授を招へいし、森林火災管理を専門とするバンバン教授から、火災多発地域での地域バイオマスとバイオ炭を活用した「低投入型農業技術」および「農村代替エネルギー」の普及活動の事例が紹介され、火災予防と農家の生計向上に一定の成果が挙がっていることが報告されました。
 今回のシンポジウムには、国際環境農学専攻の大学院生を中心とする約30名が参加し、農家への普及活動の難しさ、地理情報システム(GIS)の活用法等について活発な質疑応答が行われました。   
 
 
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