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◎ 第9回東京農工大学・電気通信大学合同シンポジウム
「コヒーレント光科学とナノ未来材料」を開催

 12月15日(土)、電気通信大学において、第9回東京農工大学・電気通信大学合同シンポジウム「コヒーレント光科学とナノ未来材料」が開催され、214名が参加しました。
 本合同シンポジウムは、グローバルCOEが採択された両大学の学術交流を活発化させることを目的とし、毎年両大学で交互に開催しているもので、本シンポジウムは、両大学のグローバルCOE申請課題を融合した「コヒーレント光科学とナノ未来材料」をテーマに行われました。
 当日は、冒頭で梶谷誠電気通信大学長および松永是学長から挨拶があった後、米田仁紀電気通信大学教授および渡辺敏行工学研究院教授から、両大学の取組みなどが紹介されました。続いて、午前に中村卓司国立極地研究所教授、午後に玉田薫九州大学教授による講演が行われました。
 また、今年度は、昨年の9月8〜9日に両学長参加のもとに開催された東京農工大学・電気通信大学合同合宿コロキウムにおいて、学生が自発性を発揮する場が欲しいとの意見を受けて、学生自身の提案による特別企画「異分野コミュニケーションへの挑戦」が開催され、「ミクロとマクロ」、「高分子と光科学の応用」、「量子光学とナノ未来材料」、「レーザー技術」の4つのセッションを設定し、セッションごとに1名の若手教員および5名の学生による講演が行われました。セッションの座長も学生が務め、若手教員と連携し、スムーズな議論が行われました。また、ポスターセッションの優秀賞も学生の提案により従来とは異なる視点で選出され、シンポジウムに参加している教員および学生全員の投票によって、ポスター発表の中から、デザイン賞、プレゼン賞、進歩賞、総合賞を1件ずつ、各大学から選出することになりました。
 これまで電気通信大学で開催されたシンポジウムでは、懇親会に参加する学生は数名程度でしたが、今年度は学生が企画したテーマの「異分野コミュニケーションへの挑戦」を受けて、過去最大の60名の学生が参加し、シンポジウム終了後も活発な異分野交流が行われました。
 
 
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