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◎ 留学生と地域のための防災を考える特別講演会
「『やさしい日本語』が外国人被災者の命を救う 」を開催

 12月14日(金)、小金井キャンパス11号館において、留学生と地域のための防災を考える特別講演会「『やさしい日本語』が外国人被災者の命を救う」が開催されました。
 本講演会は、公益財団法人中島記念国際交流財団助成による留学生地域交流事業として採択された「留学生と地域住民の交流を通した防災プロジェクト」の一環として行われ、地域住民、本学の教職員および留学生など90名近くが参加しました。
 当日は、百鬼史訓広報・国際担当副学長の挨拶の後、「減災のための『やさしい日本語』」の研究の第一人者である佐藤和之弘前大学教授から、災害時における外国人への情報提供の必要性や、その手段としての「やさしい日本語」の有効性についての講演が行われました。
 「やさしい日本語」は、外国人に対して情報を簡潔かつ的確に伝えるための初級程度の日本語です。留学生が初級レベルの日本語を学んでいれば、地域の方々や本学の教職員が「やさしい日本語」を使うことで、留学生は災害時においても周囲の日本人から多くの情報を得ることができ、地域全体の減災につなげることができます。
 国際センターでは、「やさしい日本語」を地域と留学生をつなぐコミュニケーションの手段として広げていくために、防災・減災に必要な情報を「やさしい日本語」と英語でまとめた「留学生と地域のための安全ノート」を作成し、講演会当日に配布しました。今後、地域住民、本学教職員および留学生にも広く配布していく予定です。
 

 
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