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◎ 農工大RCP 2011年度第3回傷病鳥救護勉強会を開催
 2月27日(月)、府中キャンパスにおいて、「農工大RCP(リハビリケージ・プロジェクト)2011年度第3回傷病鳥救護勉強会」が開催されました。
 本年度3回目となる今回は、これまでの動物園獣医師や野生動物の専門家等による救護活動そのものをテーマとする内容から趣向を変え、「野生動物の観察法・記録写真を上手に撮るコツ」を演題に、動物写真家のさとうあきら氏を招いての公開セミナーとなりました。
 野生動物のリハビリ現場においては、研究発表や個体の情報記録などにデジタルカメラを用いる機会が増えていますが、「動物写真がなかなか上手く撮れない」「できるだけ個体にストレスを与えることなく撮影を行うにはどうしたら良いのか」といった声が現場から挙がっていたことが今回の企画につながりました。
 当日は、さとう氏にお持ちいただいた豊富な教材を使用し、参加者の要望や疑問点などに一つ一つ答えながら実習形式で講習が進められました。その内容は、写真撮影の基本的な心構えから、動物を相手にするときの注意点やコツ、また、「目的を持って撮ること」「自分のカメラの特徴を知り、それで何が撮影できるのかを理解すること」といった要点に至るまで、非常に幅広い内容で、RCP学生リハビリテーターだけではなく、遠方の大学からの参加者も含め全員が満足していた様子で、非常に有意義なセミナーとなりました。
 農工大RCPは、東京都の鳥獣保護事業の一環として関連NPO等との連携により、傷病野生鳥類のリハビリに取り組んでいるプロジェクトで、本学の「地球をまわそうプロジェクト2011」の採択を受け活動しています。今後は、リハビリに携わるだけでなく、収容個体や観察個体の画像記録を残すことやその表現力にも気を配りながら活動に取り組んでいくことが期待されます。
 

 
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