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◎ 「先端ものづくりITエンジニア育成プログラム」による「外国人留学生のための就職支援セミナー2011」を開催
 3月9日(水)、小金井キャンパス13号館において、東京農工大学アジア人財資金構想「先端ものづくりITエンジニア育成プログラム」事業の一環として、学内の全留学生を対象とした「外国人留学生のための就職支援セミナー2011」が開催されました。
 セミナーでは、野間竜男前国際センター長の挨拶に続き、元留学生・留学生採用企業・留学生就職支援企業それぞれの立場を代表しての講演が行われました。
 本学アジア人財資金構想プログラム1期生で、株式会社日立ソリューションズ勤務の曹慶雲氏(中国出身)からは、「就活&社会人1年生奮戦記」として、在学中の就職活動から現在の社会人生活に至る具体的な体験や後輩に向けたアドバイスが紹介され、小川健夫FPTジャパン株式会社代表取締役社長(元日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社会長)からは、「ベトナム文化と人の中でのソフト開発会社の経営」と題した講演で、ベトナムの事例を中心に世界のIT産業の人材戦略や企業経営の現状と課題、将来展望が示されました。
 引き続き、柴崎洋平フォースバレー・コンシェルジュ株式会社代表取締役/CEOからの「企業が欲しがるグローバル人材とは?留学生に求める資質、マインドとは?」と題した講演では、日本企業独特の人事制度の現状と課題、就活に臨む留学生の意識や活動内容等について、参加した留学生と活発な意見交換が行われました。
 当日は40名を超える参加者があり、会場の留学生から積極的な発言があるなど、学生・大学・企業関係者各人が新たな視点から留学生のキャリアデザインを見つめ直すとともに、日本のグローバル人材戦略そのものを再考する意義深い機会となり、中川正樹プログラムプロジェクトリーダーによる総括で幕を閉じました。
 なお、セミナーに先立ち、アジア人財資金構想プログラム2期生8名によるインターンシップ報告会が開催され、日本企業の現場で得た知見が具体的に紹介されました。
 

 
 
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