学内の動き T行事・イベント
◎ 農学部防火・防災訓練を実施
 1月21日(金)、農学部本館前において、農学部の防火・防災訓練を実施しました。
 この訓練は、府中市役所および東京消防庁府中消防署の協力により実施したもので、当日は、府中市内の火災発生により、府中消防署員到着が訓練開始予定時刻から30分遅れるハプニングがありましたが、國見農学府長の挨拶の後、約130名の教職員および学生が4班に分かれて訓練に参加しました。
 起震車による疑似体験では、1度に4名が体験でき、正面の画面に部屋が揺れ、タンス等が倒れる映像が映し出されるようになっており、1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災(M7.3)や1923年(大正12年)に発生した関東大震災(M7.9)と同程度を想定した震動を体験し、地震発生中は、立っていることもままならず身の安全を守ることしかできないことを経験しました。また、府中市役所の担当者からは、阪神淡路大震災における被害者の多くは建物の倒壊による圧死であったことから、耐震強度の高い建物が必要であること、昨年の訓練に参加した学生が府中市役所の防災担当係に勤務していることが紹介され、参加者に防災の意識向上を呼び掛けていました。
 消火器による訓練では、府中消防署員から消火器の扱い方について説明を受けた後、実際に消火器を使用して仮想の火元へ放水しました。特に第1発見者が「火事だ」と大声で周囲に知らせ、お互いに協力して消火活動を行うことが重要であることが訓練を通じて体験できました。
 通報訓練では、119番へ通報する際に「火事」または「救急」であるかを最初に知らせ、被災場所の住所を正確に伝える等の訓練を行いました。
 煙体験では、会議室内に机で通路を作り、人体に無害な煙を充満させ10cm先も見えない状況において、ハンカチ等で鼻・口を覆い、右手で障害物を確認しながら身を低く(煙は空気よりも軽いため)して避難する訓練を行いました。
 
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