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◎ 平成22年度 公開講座
「実習で学ぶ農業教室20−各種ダイコンの特徴を活かした利用−」、
市民ペット講座「ペットとともに暮らす:犬・猫の育て方・健康管理」を開催

「実習で学ぶ農業教室20−各種ダイコンの特徴を活かした利用−」
 11月6日〜12月18日の土曜日(11月13日、27日を除く)、全5回の日程で、農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センターフィールドミュージアム府中において、公開講座「実習で学ぶ農業教室20−各種ダイコンの特徴を活かした利用−」が開催されました。
 ダイコンの収穫と利用法、作物栽培における堆肥の役割、堆肥づくりの原理と実践を実習形式で実施し、ダイコンの漬物づくりにおいても菜園の収穫物を加工して安全でおいしいものを提供したいとの講師の熱意もあり、参加した28名の受講者は熱心に取り組み、最終日には辛味ダイコンや完成した漬物の試食が行われました。
 今回の受講者は、男性が多く、また家庭菜園に熱心に取り組んでおり、堆肥の効果や家庭にある素材を利用した堆肥づくりに関心が高かったため、専門領域に踏み込んだ質問が多くありました。
 受講者のアンケート結果では、今後の本講座の開催方法に対する意見などがあり、また、講座終了後に受講者有志と学外で行った懇親会では「公開講座を受講するだけでなく、指導を受けつつ農学部教育の手助けとなるよう農場の管理に貢献したい」との話しもあり、地域に根差した大学という観点においても前進が期待でき、今後の本講座を企画する上で大変参考となる意見がありました。
 
紅芯大根の下漬け ピクルスの漬け込み ユズ巻き大根の製造
 
市民ペット講座「ペットとともに暮らす:犬・猫の育て方・健康管理」
 12月23日(木)、府中キャンパス第1講義棟において、公開講座「市民ペット講座−ペットとともにくらす:犬・猫の育て方・健康管理−」が開催されました。
 本講座は「獣医師の卒後再教育プログラム アドバンス イン 農工大!」が主催しており、平成19年度から獣医師のリカレント教育のための活動を続けています。昨今ペットを飼う人が急増し、空前のペットブームとも言われていますが、ペットを飼うことは、"かわいい"ばかりでなく、飼い主としての責任・周囲とのトラブル・疾病など、様々な問題も発生します。本プログラム活動の一環として、飼い主への啓蒙と、日頃持っている疑問や悩みに答えるべく、一般市民向けに開講したものです。
 当日は、松田浩珍農学研究院教授による「家庭でできる日常のスキンケア」、土屋修一株式会社コールワン代表取締役による「最新ペット保険事情−ペットに医療保険は必要ですか?−」、田中あかね農学研究院准教授による「こんな時どうしたらいいの!!!−家庭での救急対応・日常なんとなくもっている疑問を解決−」の順で講演が行われました。
 年末の開講にも関わらず61名が参加し、最後に行われた質疑応答では活発に質問が出され、獣医師にとっても良い勉強となり、開催者・参加者双方にとり有意義な時間となりました。
 本講座は来年度以降も開催していく予定です。詳細はホームページをご覧ください。
 http://www.tuat.ac.jp/~manabi/
 
 
土屋修一株式会社コールワン代表取締役   松田浩珍教授による講演風景
 
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