学内の動き T行事・イベント
◎ 東京農工大学と地域を結ぶネットワーク事業
「小学生を対象とした稲作り体験」を実施

 6月6日(金)〜10月16日(木)、農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センターフィールドミュージアム本町において、東京農工大学と地域を結ぶネットワーク事業として、小学生を対象とした稲作り体験を実施しました。
 府中市立第三小学校の5年生130人が6月に植えたコシヒカリの苗は、今夏の高い気温の下でも順調に生育し、9月上旬に出穂、9月下旬には収穫期となりました。9月中旬からは雨の日が多く、田んぼはぬかるんだ状態でしたが、9月23日(木)、FM本町において、朝から1クラスごとに稲刈り鎌を使って1人10株程度を刈取り、コンバインでの脱穀を体験しました。
 ほとんどの子供が稲刈りは始めての体験であり、おっかなびっくりで、ぎこちなく稲刈り鎌を使っていましたが、怪我をすることもなく、自分で稲を刈り取ることを十分に楽しんでいました。また、田んぼの中にいるカエルやクモ、虫に興味津々の子供もおり、普段なかなか触れることのできない生き物を観る機会ともなりました。
 お土産として1人1株の稲を持ち帰りましたが、小学校の授業において利用され、乾燥、脱粒、籾摺り、精米といった一連の作業を全て昔ながらの方法で体験したとのことです。なお、コンバインで脱穀した籾は、FSセンタ−で乾燥・調整・精米し、10月中に同小学校に届け、子供たちが試食することになっています。自分たちで田植えをし、刈り取って採れたお米の感想を、後日、聞きたいものです。
 
 
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