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◎ 「野生動物管理の担い手:狩猟者と専門的捕獲技術者の
育成」 国際シンポジウムを開催

 7月17日(土)、農学部本館講堂において、文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)国際シンポジウム「野生動物管理の担い手:狩猟者と専門的捕獲技術者の育成」を開催しました。
 このシンポジウムは、本学が主催し、岐阜大学応用生物科学部附属野生動物管理学研究センターおよび独立行政法人森林総合研究所の共催、環境省・林野庁・横浜国立大学グローバルCOE・野生生物保護学会・日本哺乳類学会・日本生態学会の後援のもとに開催したものです。
 当日は、全国から193名が参加し、第1部では、鈴木正嗣岐阜大学教授、アンソニー・デニコラ ホワイトバッファロー代表、須藤明子(株)イーグレット・オフィス代表の3名から、野生動物の個体数管理や専門的捕獲の社会経済的・制度的な仕組みについて、第2部では、八代田千鶴独立行政法人森林総合研究所研究員、マルクス・シャラー ミュンヘン工科大学教授、伊吾田宏正酪農学園大学講師、安田亮氏(島根県美郷町)、瀬戸隆之氏(本学大学院生)から、捕獲技術者や新人ハンターの育成、駆除組合の設立等の取組みについて、大変興味深く刺激的な講話がありました。
 引き続き、近藤誠司北海道大学教授からコメントがあった後、総合討論では、職業的捕獲と狩猟の峻別、野生動物管理人材の育成・活用、野生動物管理行政の在り方等について活発な議論が行われ、参加者からも多くの質問があるなど、大変充実したシンポジウムとなりました。
 
 
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