◎ キャリアパス支援センターが「証券アナリスト研修」を実施

  12月8日(月)、9日(火)の2日間にわたり、野村證券 金融経済研究所へ学生やポストドクター等を派遣して行う『証券アナリスト研修(理系博士も活躍する証券アナリストを探る)』が開催され、アナリストの役割と業務の実際、必要とされる資質や資格の取得方法などについての講話と、金融経済研究所で活躍する理系博士であり若手アナリストの若尾氏、渡邊氏、甲谷氏の3名とミーティング形式の研修が行われました。
 1日目は、金融経済研究所長の高木伸行氏の挨拶の後、企業調査部長の許斐潤氏が、アナリストの業務と証券市場の歴史、自身の体験をふまえたアナリストの活躍の範囲について、@自由に行動ができる、A仕事の結果が個人の栄光として帰ってくる、B社会に影響力が行使できる等、講話がありました。その後の理系博士でありアナリストである3氏とのミーティングでは、就活体験のプロセスや現在の業務内容等の他、3氏に共通することとして、@研究内容と社会の関りについて問題意識を持っていた、Aアナリストという職業を意識する瞬間は偶然であった、B取組んだ研究内容よりは研究過程における仮説の立て方、数値化、忍耐力等のスキルが役に立っている、C取材やリサーチ内容のプレゼン等で日々、多くの人々に会っていること等について話を伺いました。
 2日目は、日本アナリスト協会・教育第一企画部長の貝増眞氏による講話が行われ、当該協会の検定会員(CMA)取得までの研修から資格試験までの説明や、就職面接における採用サイドの考え方にまで言及する就職活動に直接結びつく内容となりました。また、1日目同様、アナリストとのミーティングも行われました。

 当日は、本学の他、岩手大学と香川大学からも参加があり、ポストドクター2名、博士後期課程学生2名、修士課程学生3名、学部学生4名の11名でしたが、理系博士が活躍できる「証券アナリスト」の魅力についての感想が多く寄せられ、強いインパクトを与えることができたようです。
  
 
 
  
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