イタリア・ローマ大学と共同で
「第1回ITP International Symposium」を開催

 11月20日(木)、21日(金)の2日間、イタリア・ローマ大学との共催で『第1回ITP International Symposium』(会場:ローマ大学隣のNational Council of Research)を開催しました。
 本シンポジウムは、平成19年度日本学術振興会(JSPS)インターナショナル・トレーニング・プログラム事業の採択をうけ、本学ナノ未来科学研究拠点が実施する『“ナノ材料”プレテニュアトラック若手研究者育成インターナショナルプログラム(ナノ拠点ITP)』の一環として、同プログラムの海外パートナー校であるローマ大学と共同で開催され、双方大学のナノテクノロジー分野教員、若手研究者30名以上が参加しました。

 ナノテクノロジーという幅広い研究分野を「応用化学」、「生命工学」、「電気電子工学」の3つのセッションに分け、本学の若手研究者11名、ローマ大学の若手研究者5名、教員5名の計21名が研究発表を行いました。発表を行った本学若手研究者の半数は、ナノ拠点ITPのもと、海外パートナー大学(ローマ大学(イタリア)、サザンプトン大学(英国)、リンチョーピン大学(スウェーデン)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(米国)、ジョージア工科大学(米国))において6ヶ月間の研究活動を行っているため、派遣先大学の研究者等と共同で実施している研究内容等についての発表を行いました。中でも、特に優秀な発表を行ったとして、工学府応用化学専攻博士後期課程の平田修造さん、工学府電子情報工学専攻博士後期課程の花房宏明さん、工学府電気電子工学専攻博士前期課程の鬼木悠丞さんには、ベストプレゼンテーション賞が授与されました。
 今回のシンポジウムで、ナノテクノロジーという融合的な学問分野で双方大学の若手研究者が多様な研究を紹介し、意見交換行うことで、これまで各自が行ってきた研究の枠を超えた新たな視点を獲得するとともに、同世代の研究者間の交流を深め、異なる国・文化における研究スタイルやコミュニケーション方法を学び、互いに刺激を受ける大変有意義な機会となりました。
  
 
  
←前の記事〉                                              〈次の記事→

479号目次へ戻る