◎ 平成20年度 公開講座(遺伝子操作トレーニングコース、
リフレッシュ気功・呼吸法)を開催

「遺伝子操作トレーニングコース」
 −9月17日(水)〜19日(金)−
 本コースは、初心者を対象として、実習を通じて遺伝子操作の基礎を学んでいただくもので、学術研究支援総合センター(遺伝子実験施設)の設置当初より実施しており、参加者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、社会人を対象としたリカレント教育としても評判が高い講座となっています。

 3日間にわたり、DNAを制限酵素で切断してプラスミドベクターに結合させ大腸菌に導入してコロニーを観察した後、コロニーの菌体からDNAを抽出しPCR法で目的のDNAがクローニングされていることを確認する実習を行い、関連の講義を含めた全てのプログラムは、遺伝子実験施設の専任教員が担当しました。

 大学教員や民間企業の研究開発担当者など参加者17名の中には、一度も実験をしたことのない方もいましたが、初めて手に取る実験器具の扱いも実習が終わる頃にはすっかり慣れたようでした。昼休みなどの参加者同士の情報交換を通じて、初心者同士のネットワークもできあがり、それぞれの職場に遺伝子組換え技術を生かせる日も近いものと思われます。
 
 
「リフレッシュ気功呼吸法」
 −9月27日(土)〜28日(日)−
 9月27日、28日の2日間にわたり、小金井キャンパスで開催しました。年齢は40歳代から80歳代と幅広く、合わせて16名の参加となりました。
 講座では、基礎的な呼吸循環系の講義および身体に関する理論も説明した上で、基本の呼吸のしかた(呼吸法)、リラックスを得る緩めの体操、気感を得るなどの実習を行ないました。
 初日は、深く長い呼吸や、緩やかで力を抜く体操など、これまでの未体験のことばかりで、戸惑ったようでした。2日目にはだいぶ慣れた感じで、動作も呼吸もスムーズになりました。お互いに肩等に手を当て、他人の気を感じたり、自分の体を捉えるという普段と違う体験をし、新鮮な感動が有ったようです。また、手の甲をお互いにあわせて、気を送り合う対気の実習では、相手の気を感じて、気の持つパワーにびっくりする一幕もありました。
 本講座の、自らの健康を維持、増進するという目的を理解していただき、日々稽古を継続するぞと言う気持ちを強く持っていただいたようです。短い講習でありましたが、講師、参加者とも楽しく有意義な時間となりました。 
 
 
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