学長・理事らがブラジル訪問
ブラジル日本移民百周年記念シンポジウムへ参加

 6月6日(金)〜15日(日)の日程で、小畑秀文学長、笹尾 彰教育担当副学長、有馬泰紘農学府長らがブラジル連邦共和国へ訪問出張しました。
 同学長らは、6月8日(日)〜10日(火)、サンパウロ市内の「ラテン・アメリカ・メモリアル会議場」で開催されたブラジル日本移民百周年記念シンポジウムに、服部順昭・農学府教授、山田祐彰・農学府講師とともに出席し、それぞれ講演を行ったほか、パウリスタ総合大学(姉妹校)やサンパウロ大学を訪問し、今後の交流について協議しました。

 2008年が日本人ブラジル移住百周年にあたることから、それを記念して日伯の大学による研究交流事業を行うことを目的に、日伯大学交流シンポジウム実行委員会が設置されています。同実行委員会は、2006年、ブラジル側はパウリスタ総合大学を基幹校に、サンパウロ大学、カンピーナス大学の3大学を中心に組織され、日本側については、パウリスタ総合大学から本学を基幹校とする実行委員会設立の申し出があったことを受け、本学の笹尾副学長を委員長として、本学を中心に、東京大学、筑波大学により設立されました。
 同実行委員会設立後、2007年のプレシンポジウム開催に引き続き、2008年の日伯両国での開催による全体シンポジウムが企画され、それを受けて今回、ブラジルでの開催となり、日本とブラジルの学術交流だけでなく、農業との関わりや日本人移民の活躍等にも焦点を当てた講演と活発な意見交換が行われました。
 今後は、本年9月15日(月)〜17日(水)に日本開催で、“農業分野における日伯国際協力―移住百年の成果と将来展望”をテーマとする「日伯大学・研究機関交流シンポジウム」が、ブラジル政府、大学等の関係者を招へいし、本学において開催される予定です。

 これら、本学と姉妹校であるパウリスタ総合大学の交流を基盤とする活動を通して、日伯大学間の友好かつ緊密な関係が今後も継続され、さらに発展することが期待されます。
  

<シンポジウムの様子>

<パウリスタ総合大学ボツカツ校訪問>

<サンパウロ大学訪問>
  
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