カブール大学留学生、初の博士号取得

 3月13日(木)、アフガニスタン・カブール大学から同国内戦終了後に受け入れた初代国費留学生のうち、2名(Sedqyar Manilaさん、Shah Syed Sherさん)が博士号を取得しました。両名は、カブール大学の若手教員で、カブール大学から本学への第1期留学生として2003年3月に来学し、Sedqyarさんは本学獣医学科獣医生理学研究室(主指導教員 田谷一善教授)、Shahさんは獣医薬理学研究室(主指導教員 下田実教授)において、研究生の期間も含め5年間の研究指導を受け、岐阜大学大学院連合獣医学研究科(本学獣医学科が構成校として教育参加)より博士号を授与されました。

 カブール大学は14学部を有するアフガニスタンの最高学府で、アフガニスタン内戦以前の1980年代には、整備された教室で欧米並みの最先端の教育研究が行われていました。獣医学部も教員数74名を有していましたが、内戦の結果、2002年5月に本学教員がカブール大学を訪問した時には、校舎は荒れ、教員も14名迄に減少していました。今春、本学から新たに誕生した博士2名はすでに帰国し、早速4月からカブール大学教員として獣医学部の教育現場に復帰しています。現在、彼らに続き同大学の若手教員15名が留学生として本学の修士および博士課程において学んでおり、順次学位を取得後、母国の教壇に復帰予定です。このように本学では、減少してしまったカブール大学の若手教員養成を通して、アフガニスタン高等教育の復興に貢献しています。
  
←学内の動きへ〉                                         〈次のトピックスへ→

472号目次へ戻る