◎ アフガニスタン・カブール大学から短期研修のため教員3名を招へい
 本学カブール大学復興支援の一環として、2月19日(火)〜3月19日(水)の日程で同大学からAmanullah Aziz准教授、 Mohammad Homayoun Rasuli准教授、Nawab Amin講師の3名の教員が来日し、本学で短期研修を行いました。(Rasuli氏は、本学のカブール大学復興支援長期研修プログラムの第1期生として、平成15年3月から平成17年9月まで本学に在籍し、本学工学府で修士の学位を取得した本学の卒業留学生です。)

 滞在中、各自の専門分野における先端の学術動向や技術等を修得するため、農学府 淵野雄二郎教授及び加茂前秀夫教授、工学府 中森眞理雄教授のもとで研究指導を受けるとともに、つくば学園都市の研究機関や府中市内の小中学校、宮城県丸森町の産業観光課や農業施設など、教育研究関係機関、産業現場の訪問・視察を行い、我が国の教育・研究環境および、産業振興の取り組みなどについて理解を深めました。

 また、滞在期間中の3月4日(火)には、本学主催のシンポジウム「日本の大学によるアフガニスタン高等教育支援−開発途上国における高等教育支援の今後に向けて−」(於:国連大学)が開催され、アフガニスタン支援を行う国内の大学がその取り組みを紹介するとともに、今回来訪したRasuli准教授もアフガニスタン高等教育の現状について紹介を行い、双方の関係者が教育復興支援の今後の展望について意見交換が行なわれました。(本シンポジウムは、本学が文部科学省「国際協力イニシアティブ」教育協力拠点形成事業の支援を受け、アフガニスタン支援を行う国内他大学との共催により開催したものです。)

 なお、本学では、国内他大学に先駆け、平成14年から、カブール大学復興支援室を設置し、留学生の受入れ及び研究者の短期招へいをはじめとする復興支援活動を行っています。
 
  
←前の記事〉                                              〈トピックスへ→

470号目次へ戻る