参加者は24名で、その内訳は男性11名と女性13名でした。年齢は29歳から72歳に亘り、技術レベルも初心者から上級者と様々な方々の参加でしたが、プロのきめ細かな個人指導とビデオ解析による指導で、効率よく技術レベルを向上させることができました。受講生の皆さんは、意欲的に練習に励み、和やかに楽しく充実したレッスンが展開され、満足度も高いものとなりました。
一日目は、(1)化学工学の基礎、(2)平衡論、(3)移動現象、2日目は(4)速度論、(5)機械的操作、(6)実践的利用法を5名の講師で講義を行ないました。参加者は30歳代前半の研究技術者が多く、日常業務で直面する生産技術に関する問題に触れた後に、もう一度化学工学を学びたいと思い参加された方々だけあって、求めているものと企画の趣旨とがマッチしており、大変好評でした。
参加者からは、継続して開催されることを望む声が多く寄せられ、来年以降も今回のアンケート調査を参考に、内容の充実に努め、できるだけ多くの要望にこたえていきたいと考えています。
参加者は83歳の農工大ＯＢの方をはじめ高齢者の方が多く、生涯スポーツとしてテニスが定着していることを感じました。実技は、基礎を確認しながらゲームを楽しむことに焦点を置き、ストローク、ボレー、サーブ、簡易ゲームと週毎に内容を変えながら、また受講者の技術レベルに合わせ行なわれました。
今回は初めての試みであるナイター開催で、受講者も少なかったのですが、逆に密度の濃いレッスンができたと思います。また、目的の一つであるテニスを介して､大学と地域との交流、人との交流という目標も達成できました。もう年だと思っていた方も、自分より年上の大先輩がおられ、講師も含め元気づけられました。天候が金曜日になると悪くなり期間の延期がありましたが、怪我、事故もなく無事終了いたしました。
講座では、大きく3つのセクションに分け、一つ目は、基礎的な呼吸循環系の講義及び身体に関する理論も説明した上で、基本の呼吸のしかた(呼吸法)、二つ目のセクションではリラックスを得る緩めの体操、三つ目では気感を得る、気を送るなどの実習を行ないました。
受講者はリピーターから初めての方と年齢も様々で、初日は、普段から深い呼吸を意識的にしていないために呼吸が続かず上手くいかなかったり、戸惑ったりした方もいたようですが、2日目にはだいぶ慣れた様子でした。リラックスのための体操やお互いに手を当てる（まさに手当ですが）実習を通じて、緩んだ体の心地よさやひとの気の暖かさを実感できたようです。
講座が終了した後に、これを介護に生かしたいとの話があり、まさに本講座の目的である「日常生活に役立つ気功」の趣旨に沿った成果を上げることが出ました。
