◎ 上海交通大学と技術経営研究科及び工学府が
国際学術交流協定を締結

 今年8月に中国の上海交通大学において、本学技術経営研究科及び工学府と、上海交通大学機械学院との間で学術交流協定の調印式を行いました。
 調印式には、本学技術経営研究科 古川勇二研究科長と上海交通大学機械学院 孟光院長が出席し、フィールドスタディで中国を訪れていた本学技術経営研究科の教員・学生十数名も同席しました。
 上海交通大学は、中国で最も歴史のある総合大学の一つで、学生数は38,100名、教員数は2,930名で、理工系、文系、法律系、医学系などの20の学院と2つの直系学科、12の付属病院で構成されており、研究・教育等の総合評価においても、ここ数年、常に国内トップ5にランキングされています。20年前から郊外へ移転してきたメインキャンパスは、総面積280ヘクタールもあり、近代的で広大な校舎が美しく立ち並び、圧倒されます。同大学は、レベルの高い研究成果をベースに、企業との共同研究や学内ベンチャー企業の設立等を盛んに行っており、実学に立脚した教育を行う本学とよく似た特徴を有しているため、産学連携分野において有益パートナーとなることが期待されます。
 今回、国際学術交流協定を締結した同大学機械学院(School of Mechanical Engineering)は、技術経営に関する教育研究をメインとしたDepartment of Industrial Engineering & Managementをはじめとした5学科をもち、学生数は3,960名、教職員数は426名で、教育・研究レベルは中国国内において第1位にランキングされています。年間研究費が25億円(2006年実績)と潤沢で、また、いち早くMOT教育に取り組み、この分野において多くの研究成果や教育経験を持ち、機械工学を中心とした、広く工学分野の研究が行われています。
 今後、両大学間の教員や学生の交流が盛んとなり、また中国企業や市場のフィールドスタディや、中国市場を対象としたプロジェクト研究の現地調査がより円滑に実施できるものと期待されます。
 
 
   
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