◎ 「理系女性のためのエンパワーメントプログラム」シンポジウムを開催

 1月30日(火)、小金井キャンパス11号館において、第1回「理系女性のためのエンパワーメントプログラム」シンポジウムを開催しました。
 小畑秀文学長の開会挨拶に続き、来賓の板東久美子内閣府男女共同参画局長から日本における男女共同参画の現状や女性研究者をめぐる問題及び国の取組みなどについてのお話をいただきました。
 基調講演では、ご夫婦で第一線の研究者として活躍されている川合真紀氏(東京大学大学院教授)、川合知二氏(大阪大学産業科学研究所教授−ビデオ出演−)にご講演いただきました。お二人から女子学生や女性研究者に向けての心強く、あたたかいメッセージをいただくとともに、ナノテクノロジーなどの分野における最新の研究についてそれぞれご紹介いただきました。
 続くパネルディスカッションでは、大学や研究所の研究者をはじめ、ワーク・ライフバランスに関するベンチャー企業の社長、科学ジャーナリストなど多彩な顔ぶれが揃い、女性研究者育成に関して様々な角度から貴重なアドバイスやご意見をいただきました。討論では、「研究員などの任期付きポストの増加にどう対応するか」、「出産・育児後の研究復帰に求められるスキル」などについて活発な意見交換が行われました。
 当日は、100名を超える学生、教職員及び一般市民の方が参加し、女性研究者をめぐる問題や、励ましのメッセージなどに対して皆熱心に耳を傾けていました。
 なお、このシンポジウムは、2006年度文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業の採択を受けて、東京農工大学女性キャリア支援・開発センター主催で開催いたしました。
 

<川合真紀氏>

<板東久美子内閣府男女共同参画局長>
 
 
  
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