◎ 東京農工大学サマースクール
              −科学者をめざす女子高校生へ−を開催

 8月8日(火)、本学府中キャンパス2号館において、女子高校生を対象に「東京農工大学サマースクール−科学者をめざす女子高校生へ−」を開催しました。これは、今年度文部科学省の科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」の事業として採択された本学の「理系女性のエンパワーメントプログラム」の一環として、初めて実施したものです。
 当日は台風の近づくあいにくの天候の中、東北や九州等からの参加もあり当初の予定を大きく上回る78名が集まりました。小畑学長のユーモアを交えた大学紹介、女性教員による先端研究紹介の後、生協食堂でのランチ体験と情報交換、午後は現役女子学生による研究活動やキャンパス・ライフ紹介と、盛り沢山の日程でしたが、女子高校生達は質問をしたりメモを取るなど終始熱心に参加していました。昼の時間には、教職員や学生とのひざを交えた交流が行われ、具体的な進路相談などもみられました。
 また、閉会時には、記念品として、バイオテクノロジーの研究材料にもなっている蚕の繭玉を使って教職員が手作りしたかわいい繭玉人形が手渡され、歓声が上がりました。
アンケートでは、将来の夢として研究者を目指すと言う回答も多く、今回参加して進路や志望を考える上で多いに役立った、がんばって勉強し農工大生になりたいなどの声が多数寄せられ、大変好評でした。
 本学ではこれまで高大連携事業等を実施してきましたが、女子高校生を対象とした今回の事業に予想を超える反響があったことから、理系をめざす女子高校生等への様々な情報提供が求められていることもわかり、成果を収めた事業でした。
 
 
 
   
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