◎ 平成18年度 公開講座を開催
 「理科教員のための遺伝子組換え実験教育研修会」
  −7月25日(火)〜26日(水)−
 本研修会は、「教育目的組換えDNA実験」のガイドラインが文部科学省で制定された平成13年度に、筑波大学遺伝子実験センターと東京農工大学遺伝子実験施設が全国の国立大学遺伝子実験施設に先駆けて開催したものです。今年は7月25日(火)から26日(水)に第6回研修会を行い、これまでに延べ120人の受講生に修了証を発行しました。
 
 参加者は関東を中心とした中学・高等学校の教諭がほとんどで、毎年定員を超えた応募者があり、教育現場での組換え実験導入の広がりを示しています。研修プログラムは、リテラシーとしての遺伝子教育を目標としてアメリカで開発された教材キットを利用したもので、東京学芸大学教授、バイオ専門学校講師、現職高校教諭等の外部講師陣による多面的な講義と実習には、法令の知識から遺伝子研究の最先端までが含まれており、参加者のほとんどが予想以上のレベルの高さに満足しています。
 
 1日目はヒートショック法で大腸菌にプラスミドDNAを導入するという基本的な実験ですが、プラスミドにはオワンクラゲ由来の緑色蛍光タンパク質の遺伝子が含まれており、2日目に観察する大腸菌コロニーが紫外線ランプの下で美しい緑色の蛍光を放つのは感動的です。中学や高校の授業では、生徒がこの実験に強く印象を受けるものと思われます。
 
 
 「子どもインターネット教室2006」
  − 8月5日(金)〜7日(月) −
 今年は、ブームになっている「ブログ」をテーマとして取り上げました。
 5日は「ブログってなに」と題して講演を行いました。講師の上條さんは、ブログ「がんばれ生協の白石さん」を作った話を、また白石さんは、「上條さんがブログを立ち上げた時挨拶がなかった」などとユーモアを交えて話しました。
 
 その他、「インターネット安全教室」と「googleの使い方」を学びました。特にgoogle Earthは子供達も関心をもち、人工衛星から見た景色を楽しんだり自分の家を探したりしました。また、今年から小金井市立図書館と共催したこともあり、市立図書館職員が市立図書館OPACの使い方の説明をしました。
 
 6〜7日は子供たちがホームページ作りに取り組み、子供1人にスタッフが付くマンツーマンの指導で、それぞれマイホームページを作りました。今年は動きのあるページを作るなど凝ったものが多くできあがりました。最後は作ったホームページをみんなで見る合評会を行い、終了しました。いつもながら子供たちの覚えの早さや、センスに驚かされます。


 子ども達の作品は、こちらからご覧下さい。
     http://www.biblio.tuat.ac.jp/event/kids2006/links/2006index.html
  
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