実験装置
- 電子天秤
- 試料合成では原料のモル比率が重要。
- 正確に量り取ることが新物質開発の第一歩。
- 乳鉢+乳棒
- 原料をミクロレベルまで混合するのに使用する。
- 瑪瑙で出来ているのでコンタミがない。
- マグネット自動乳鉢
- 21世紀は何でも自動化の時代。
- 試料の混合を磁石の力で自動混合してくれる。
- 粉末成形金型
- 混合した原料を熱処理する前に錠剤に成形する超硬合金製の金型。
- 高密度に原料を密着させることで固体の遅い拡散が克服できる。
- グローブボックス
- 酸素濃度計、露点計、酸素除去装置、除湿装置がつけられており、
- 空気や湿気に弱い原料の混合・調整を行うことができる。
- 真空ライン
- 酸素や水分の無い環境で試料を高温焼成するため、
- 石英カプセルに真空雰囲気で封入することができる。
- ロータリーエバポレーター
- 濃縮・分留分離・蒸留などが可能な装置
- ヤマト科学製
- 電気炉(既製品)
- 調整した原料の混合物を焼成する
- 最高温度:約1050℃
- 電気炉(自作)
- 上の炉と同等の性能をもつ自作の筒状の炉。
- 一個2万円ちょっとで作成できる。
- 電気炉2(自作)
- コンパクトながら1000℃まで昇温出来る。
- 電気炉3(自作)
- 酸素や窒素・アルゴンなどのガスを流しながら
- 試料の熱処理を行うことができる。
- ボックス炉1
- 中で試料が爆発しても安全。
- アズワン製。最高温度1300℃
- ボックス炉2
- KOYO製。
- 最高温度1200℃
- ボックス炉3
- アズワン製。
- 最高温度1100℃
- ボックス炉4
- 試料を振盪させながら熱処理を行うことができる。
- アズワン製。最高温度900℃
- 2ゾーン炉
- 炉内に温度勾配を設定することができる。
- 気相輸送法による単結晶育成に使用する。ヒートテック製。
- シリコニット炉
- 1450℃まで焼成可能な炉。
- アルファ技研製。
- 二硅化モリブデン発熱体炉
- 1550℃まで焼成可能な炉。
- フルテック製。
- 水熱合成オートクレーブ
- 地球内部で鉱物が生成される高温高圧の熱水が存在する環境と
- 同じ環境を作り上げるための装置。最高温度:約250℃
- 恒温槽
- 均一に温度を設定することが可能なオーブン。
- 主に上のオートクレーブの加熱に使用する。最高温度:約250℃
- 高温対応スターラー
- 200°Cの高温環境下でも使用可能なスターラー。
- オートクレーブと組み合わせて対流させながら水熱合成が可能。
- 赤外線加熱単結晶製造装置
- 大型単結晶を育成するための装置。
- 遠心分離機
- 育成した単結晶とフラックスを分離する装置。
- 久保田商事株式会社製
- 高エネルギー遊星ボールミル
- 試料を加熱するのではなく、粉砕などの機械的応力を作用させることで
- 化学反応を起こす装置。ドイツ・フリッチュ社製。
- 粉末X線回折装置
- 様々な装置・合成手法で作成された試料が既知の物質なのか、
- 新物質なのかを決定する。日課のように使用します。リガク製。
- 雰囲気セパレータ
- 大気不安定な試料のXRDを不活性ガス中で
- 低バックグラウンドで測定するための装置。
- 示差走査熱量計
- 試料温度を変化させて、
- 試料の状態変化による吸熱反応や発熱反応を測定する装置
- 島津製作所製。
- 示差熱-熱重量同時分析計
- 試料温度を変化させて
- 試料の化学・物理変化により生じる重量変化、温度変化を測定する装置
- 島津製作所製。
- 卓上フライス盤
- カーボンるつぼ等を作成するのに使う。
- 卓上と言いながら床に置いている。
- 計算用ワークステーション
- 未知物質の構造安定性や反応経路、新物質の電子状態を
- 第一原理計算により計算する高性能PC。Lenovo ThinkStation P7。
- 超伝導マグネット
- 得られた新物質の磁化を測定する装置
- 電気抵抗測定装置&交流帯磁率測定装置
- 物性測定用の液体ヘリウムベッセルに
- 直接挿入して測定を行うdipping式。
- 磁気特性測定システム MPMS (東大物性研)
- 超伝導量子干渉素子を用いて超高感度の磁化率を全自動で測定できる。
- 米国カンタム・デザイン社製
- 物理特性測定システム PPMS (東大物性研)
- 多種多様な物理特性(熱特性、機械特性、磁気特性、電気特性)を全自動で測定できる。
- 米国カンタム・デザイン社製