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1 研修期間・国・時期に関して

Q. インターンシップに行ける期間が8週間から52週間までとありますが、8週間より短い研修はできないのですか。 A. 不可ではありませんが、全体的に8週間未満の研修は件数が少ないです。これは8週間未満では、一定の成果を出すには短すぎるためです。受入可となった後に、研修期間の短縮を交渉できる場合もありますが、必ず短縮できるというわけではなく、研修の効果を考えても最低8週間は確保すべきでしょう。
Q. 研修に行くときに休学はしなくてもよいですか。 A. 研修期間に依ります。夏季休暇を利用した8〜12週間の研修というのが主なので、休学する必要はないと思われます。なお、休学したうえで半年〜1年の研修に参加される方もいらっしゃいます。ただし、派遣されるかどうかが分かるのは(最終選考の結果が出てくるのは)4〜5月になることがほとんどなので、いずれの場合も(休学してもしなくても)、最終選考に通過しなかった場合のことを想定しておいた方が良いと思われます。最終選考に通過しなかった場合は辞退されない限り再マッチングを行いますが、必ず新しいオファーを紹介できるというわけではありません。
Q. インターンシップに行ける期間や時期は自分で指定できますか。 A. オファーに提示された条件の範囲で選択が可能です。
Q. 研修先は選べますか。 A. 例年は、認定試験の結果を基に優先順位を決定し、全体を3組に分け、上位グループから順にオファーを公開します。オファーの希望は3つまで出すことができ、事務局でマッチングを行い、応募できるオファーが決定します。1件のオファーについて応募できるのは1名だけなので、必ずしも希望したオファーがマッチングされるとは限りません。尚、マッチングの方法は、年度によって変更されることがあります。
Q. 研修先の国を指定できますか。 A. 最終選考においては、オファーの内容と応募者の専門分野が合致しているかが最重視されるため、国際総会の場では「専攻分野>期間>国・地域」の優先順位でオファー交換が行われます。特定の国や地域を強く希望する場合、IAESTEのプログラムはそぐいません。
Q. 研修に行くのは何年次の人が多いですか。 A. 一番多いのは修士1年次での派遣。提供されるオファーはEndレベル(7‐8semesters修了レベル=日本の学部4年生以上)のものが圧倒的に多く、専門分野を活かすという意味でも、学部4年生以上で派遣されるのが理想的です。
Q. 4年生や大学院生も研修は可能ですか。 A. 可能です。研修時に、日本の大学の学部3年生以上に在籍していることが条件なので、研究生でも研修が可能です。国籍は問わないため、留学生も可能です。

2 認定試験に関して

Q. 認定試験の形式はどういったものですか。 A. 2012年11月の認定試験につきましてはこちらからIAESTE JapanのHPをご覧ください。また、面接試験につきましては、日本語および英語による口頭試問を行う予定です。
Q. 英語筆記試験(リスニングとリーディング)、面接(日本語と英語)の採点の配分はどのようになっていますか。 A. 非公開です。
Q. 認定試験の合格率はどのくらいですか。 A. 募集要項の「交換実績」の項目(p3)を参照ください。
Q. 面接はどのような形式で行われますか。 A. 例年、集団面接となっていますが、今年度は未定です。
Q. 面接ではどんなことを聞かれるのですか。 A. ご自身の専攻、研究テーマ、研修志望の動機などです。
Q. 英語力はどの程度必要ですか。 A. 日常英会話が難なくこなせる程度あれば基本的には大丈夫ですが、研修のことを考えるとこれよりもう少し高いレベル(英語で簡単な議論ができる程度)が望ましいです。例年、英語学習を主目的にしたような動機で研修に参加したいという受験者がいらっしゃいますが、IAESTE研修の場合、英語ができることは前提で、「英語を使って何をするか」ということの方が重要です。英語学習を目的に、英語を母国語とする国への派遣を希望する学生もいらっしゃいますが、それならばIAESTEではなく他の語学留学プログラム等に参加するべきです。なお、派遣された先では多くの場合LC (Local Committee)があり、LCが主催するイベント等に参加すると、現地の学生だけでなく皆さんと同様他国からやってきた学生同士で交流する機会があります。その際の共通語は英語となることが多く、また相手もネイティヴスピーカーでないことがほとんどなので、お互いを理解しようという努力を自然とするようになり、いつの間にか英語が上達していた(少なくとも日本から出る前よりは)という話をよく耳にします。つまり、非英語圏に派遣されたからといって英語を学ぶ機会が全く失われるというわけではありません。繰り返しになりますが、ネイティヴスピーカーの英語に触れたいがために英語圏への派遣を希望するのであれば、IAESTEがその期待に応えることはできません。
Q. 万が一認定試験に落ちてしまった場合、認定試験料の8000円は返金されますか。 A. 返金されません。

3 その他

Q. 認定者と、実際にインターンシップに行った人との人数に差があるのはどうしてですか。 A. 学業の都合やマッチングの不成立、最終選考に通らなかったといった理由で、例年10〜20%の認定者が辞退するためです。
Q. マッチングの成功率はどの程度ですか。 A. 募集要項の「交換実績」の項目(p3)を参照ください。
Q. インターンシップ研修は大学の単位として認定されますか? A. 学科・専攻の授業科目として「インターンシップ」が設定されている場合、単位として認定されたケースが東京農工大学ではあります。ただし、自動的に認定されるわけではなく、研修に派遣される前に、研究室未配属学生は学科の教育委員へ、研究室所属学生は指導教員とよく相談してください。なお、研修内容や期間が学科・専攻での「インターンシップ」科目と趣旨が異なる場合、認定されないこともありますし、「インターンシップ」科目以外でも「読み替え」により認定されるケースもあります。いずれにせよ、担当教員と十分に相談してください。
Q. 実際に研修に行く前に途中辞退する場合、IAESTEに払った費用はどの程度返金されますか。 A. 認定試験料以外はいつ辞退したかにより返還の割合が異なります。『派遣の手引き』を参照ください。
Q. 給与はどの程度支払われるのですか。 A. 給与は、一般的に、自炊して生活する分には十分な額が支払われますが、余暇や週末を過ごす分についてはいくらか自費で持っていくことをお勧めします。
Q. 大学会員校の学生が受験料を安くするために自分でしなくてはいけないことはありますか。 A. 提出書類の一つである英文在学証明書で大学会員校の学生であるか否かを確認しますので、受験者が何かしら手続きする必要は特にありません。
Q. その他IAESTE研修に行った人の研修報告が閲覧できるウェブサイトはありますか。 A. 当協会ウェブサイト(http://www.iaeste.or.jp/)の「学生の皆様へ」→「派遣実績および研修報告」のページで過去の派遣生の報告書を一部掲載しています。