体験工房2018:体験テーマ1

1. 超音波で物の内部を見る:超音波画像のしくみ

 超音波は、生体を傷つけずにその内部構造を画像として観察することができます。現在の高校生の皆さんは、お母さんのお腹の中に居た胎児の時に、健康状態や性別を超音波画像で検査してもらったはずです。この体験教室では、超音波画像の成り立ちを学習すると共に、生体に似せた構造物を実際に製作し、超音波で観察してみようと思います。

 (1) 超音波画像の原理

超音波画像は、音の反射と透過を繰り返して画像を構成します。その原理は単純ではありませんが、高校生の知識でも理解できるように解説します。

(2) 生体に似せた構造物の製作

超音波画像の原理が分かったら、実際に観察するための構造物を作って見ましょう。丁度料理をするような作業です。同じ材料・手順でも、人によって出来上がりが違うかも知れません。

(3) 超音波診断装置による内部の観察

構造物を製作したら、医療用の超音波診断装置にてその内部を観察してみましょう。思い通りの構造が出来ているか、想像した画像が得られるか、確認してみましょう。