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物理システム工学科/専攻は、物理学を基礎から体系的に学ぶことにより、理工系のさまざまな分野において最先端の研究開発に携わる応用力を身につけた人材を育成することを目的としています。直面する様々な課題に対し、物理学的視点から問題を発見・分析して、その解決方策を実践的に展開させる能力を養成します。

現代の身近な生活を支える科学技術には、すべてその根本に物理学の原理があるといっても言い過ぎではありません。物理学の基本原理を習得し、論理的思考能力を養うことで、この混沌として先の見えない状況から、これまでの技術を改良するだけにとどまらず、新しい原理に基づく新しい技術を創造することも可能となるでしょう。
私たちは、皆さんに高度な物理学の基礎学力を持ち、応用力に富んだ広く未来に貢献できる社会人として巣立ってもらうべく、スタッフ一丸となって教育に当たっています。私たちの学科/専攻のこのホームページを是非ご覧下さい。

summary

物理システム工学とは、物理学を新しい技術やモノづくりに役立てるための学問です。ガリレオやニュートンらの築いた古典物理学だけでなく、アインシュタイン以降に発展した現代物理学を活用することで、物質のふるまいを原子レベルで理解できるようになり、トランジスタやレーザーという大発明がもたらされました。これら革新的な技術は、あらゆる産業分野に波及し、私たちの生活になくてはならない存在となっています。現代の物理学は、このほかにも超伝導体などの新物質や、核磁気共鳴画像法などの医療診断技術を生み出すなど、電気・情報・光学・医療・素材・エネルギーをはじめとする幅広い分野に貢献しています。 

物理学をベースにする強みは“基本原理に立ち返ってものごとを理解し創造できること”。この力は、根本的に新しい技術を生み出すこと、異分野を融合して新しい領域を切り開くことが求められる21世紀において、ますます重要となっています。本学科では、物理学を体系的に理解し、論理的に考え、科学技術に応用する力を養成します。まず、物理学の根幹をなす力学・電磁気学・熱統計力学・量子力学を修得し、その後、フォトニクス・原子分子物 理・固体物理・化学物理をはじめとする高度な物理学を修得します。並行してエレクトロニクスやコンピューターに関する科目を学ぶことにより、実践力も磨きます。そして、「光・量子科学」「ナノ・材料科学」「生命・複雑系科学」に関する最先端研究を通して、革新的な技術を生み出す力を育みます。本学科では、 自発的研究能力を磨くための「SAILプログラム」も設けています。