Last Up Date 11/9/1997

協調運転


 電車を連結して運転する際に、電車の動力をカットして機関車任せにした場合、66.7‰という急勾配で非常ブレーキなどをかけると、過大なる自連力という力が連結器にかかってしまう。そのため碓氷峠を越える列車は、形式別に7輌または8輌に制限されていたが、増え続ける輸送量に対して何とか編成輌を増やせないだろうか、ということで開発されたのが協調運転システムである。力行・抑速を機関車のみでなく、機関車と電車で統括協調させて行うことで、増えた分の輌数を電車側で補うもの。協調運転が可能である車輌は、169系・189系・489系というように末尾に9が付く形式となっている。



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