Last Up Date 11/9/1997

逆ハ・リンク式


 EF63の台車には、専売という訳ではないが「逆ハ・リンク式」という方式が採用されている。軸重移動を防止するためには、粘着力が発生するレール面の高さで、台車が機関車の車体を引っ張る必要がある。しかし、建築限界等を考慮すると不可能であるため、台車枠から2本の棒を丁度「逆ハ」状になるようにおろして、そこに牽引梁を吊り下げれば、理論的にハの字の先端を延長した交点で車体を引っ張っていることになる。EF63はこの交点をレール面のさらに下の高さに設定することで、より強力な軸重移動の防止に務めている。



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