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◎ NEDOと起業家支援に関する相互協力の覚書を締結
 2月18日、本学は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と、本学発スタートアップの創出に向けた支援やスタートアップ支援人材の育成などに連携して取り組むことに合意し、起業家支援に関する相互協力の覚書を締結しました。ビジネスプランコンテストにおける連携などを通じて大学発スタートアップの創出を促進するほか、スタートアップ支援やオープンイノベーション推進のための人材育成などを実施していく予定です。

相互協力の内容
(1)大学発スタートアップ創出に向けた活動の活性化
東京農工大学の大学発スタートアップ創出に向けたビジネスプランコンテストや、NEDOの「NEDO Technology Commercialization Program(TCP)※1」が連携し、東京農工大学発スタートアップの創出に向けた支援を行います。

(2)研究開発型スタートアップのための伴走型支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成
NEDOが実施する高度専門支援人材の育成事業やオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)※2の活動などに東京農工大学の人材を優先的に受け入れ、研究開発型スタートアップのための伴走型支援やオープンイノベーション推進のための人材を育成します。

(3)NEDOカタライザーの派遣
東京農工大学発スタートアップや起業を目指す人からの相談に対し、NEDOカタライザー※3を無料で派遣します。

(注釈)
※1 NEDO Technology Commercialization Program(TCP)
技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者などを支援するためのプログラムです。ビジネスプラン構築の研修とメンタリング支援による教育プログラムの提供、マッチング機会提供を兼ねたピッチコンテストを開催しています。
※2 オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)
大企業やスタートアップ企業のマッチング推進やピッチイベント、ワークショップなどの開催を通じて、国内のオープンイノベーションの発展や活性化を目指す民間団体です。
※3 NEDOカタライザー
NEDOが委嘱した、スタートアップ支援経験の豊富な有識者(技術経営アドバイザー)です。

 覚書調印式では、NEDOの久木田正次理事から、NEDOが実施するベンチャー支援事業に関する説明と大学発ベンチャー創出に向けた抱負を述べられました。また、本学の直井勝彦理事(学術・研究担当)からは、本学の研究成果の社会実装の推進や学生のアントレプレナー教育に関して抱負を述べられました。
 
覚書に署名する久木田理事(左)と直井理事(右)
 
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