研究内容
当研究室は、Society5.0を切り開くために活用される映像処理に関する研究をしています。サイバーフィジカル空間を低遅延で接続する映像伝送、AIによる映像伝送の効率化、5Gなどのモバイル伝送でも映像伝送を可能とする高圧縮映像伝送、FPGAによる映像処理プロセッシングアーキテクチャ、映像用メモリキャッシュシステムなど、研究から社会実装まで広い分野の研究をしています。
・メディア処理アルゴリズム研究
メディア処理アルゴリズム研究では、映像符号化やAIなどのアルゴリズムに関する研究をしています。具体的には、最新符号化標準規格であるVVCの性能を改善するためのアルゴリズム、AIを用いた物体認識をエッジ側で実現できるハードウェアアルゴリズムなどの研究をしています。
・ハイパフォーマンスコンピューティング研究
ハイパフォーマンスコンピューティングでは、映像処理を並列化に関する研究をしています。様々な処理の高度化には、Big dataを用いた処理が必要であり、実空間の裏側にある仮想空間でのプロセッシングが重要な要素となります。仮想空間での計算パワーを活用するための研究をしています。
・可視化技術
可視化技術では、サイバーフィジカル空間での技術を容易に可視化するために、映像処理をFPGAにマッピングする場合の開発を容易にするための技術やサイバーフィジカル空間でのインタラクションを実現するための低遅延実装方式などの研究をしています。