理系ビジョナリー・リーダー・プログラム

科学を理解、社会をリード

目的

本プログラムは、国際社会の中で日本の研究界および産業界のプレゼンスを高めることに貢献できるビジョナリー・リーダー(トップ研究者・トップ技術者・プロフェッショナル人材)の育成を目的としています。

概要

COVID-19のパンデミックに加え、多様で複雑で加速度的に変化する現代社会は、沢山の大きな課題を抱えています。 簡単に解決することが難しい一方、そこには研究や事業が貢献できる大きな可能性があり、それらの追求と実現は、必ずや地球と人類の持続的発展へつながります。
イノベーション推進機構では、理系ビジョナリー・リーダー・プログラムを通じて、勉学・研究モチベーションを上げ、成果を実装化へ近づける、あなたの地球スケールの挑戦を支援します。

本プログラムでは、そのようなビジョンを持ったリーダーの育成を目指し、Basic、Advanced、Professionalと段階的にイノベーション教育を実施することで、本プログラムの目的達成度合いを高めます。その過程では、現実社会で起こる課題と日々の学業や研究との接点を探求することから始まり、自身が貢献できる分野を広く深く探求することへと繋がり、高度な研究能力を備えながら、国際社会で指導的な役割を担うことのできるビジョナリー・リーダーへの動機付けや意義付けを強化します。

Basicコース

Basicコースでは、ビジョナリー・リーダーとして必須となる、思考力、表現力、リーダーシップを実践的に習得します。
未来思考から社会の理想像を具体的に描き、課題の解決策を提案できるような思考力を身につけます。
日本語&英語のコミュニケーション力、プレゼンテーション力等表現力を強化します。
また、チームによるプロジェクトの立ち上げ、推進を経験し、コンペで選抜されたチームは、実践研修1に参加することができます。

募集対象:学部1年~4年(2年生以上はGPA2.5以上)
募集人数:30名
受講料:無料※実践研修Ⅰの現地訪問は一部自己負担あり

【参加条件】
・GPA2.5以上
・書類審査合格者
※B3・B4からBasic途中参加の学生は、書類審査後、面接審査あり。要件を満たせばB3・B4相当科目から開始できるものとする。但し、特別セミナーを受講すること。申請時に面談(試験)をして、要件を満たさない場合には、B1・B2相当科目から開始する。

【カリキュラム】

*…教養科目
B1 B2 B3 B4
領域1
Integrated Study
プロフェッショナル入門(1単位) プロフェッショナル実践法(2単位)*
領域2
Ethics
多文化共生論(2単位)* 技術者倫理(2単位)*
領域3
English
Global Communication(1単位)*
特別セミナー 年複数回開講※お昼休み開講
テーマ:思考法・プレゼンテーション・コミュニケーション・英語等
参加要件 GPA2.5以上。書類審査合格者。必要に応じて面談あり。
修了要件 上記5科目の履修(合計8単位)
B4までに全科目を修了された者には修了証を授与。
英語レベル(目安) TOEIC:600点以上
TOEFL iBT:62点以上
TOEFL PBT: 503点以上
※模擬テストを年2回程度実施予定
2021年7月/ 2022年1月
TOEIC:700点以上
TOEFL iBT:76点以上
TOEFL PBT: 540点以上
※模擬テストを年2回程度実施予定
2021年7月/2022年1月
推奨学習ツール Academic Express

B3 B4
実践研修Ⅰ
国内外機関との連携ワークショップ
※選抜後、実践研修Ⅰに向けた事前学習があります。(英語・日本語)

※現地訪問の場合は、1万円程度自己負担あり

●実践研修1の参加者は、プロフェッショナル実践法の受講生の中から選抜される。
●プロフェッショナル実践法の受講者で実践研修Ⅰへの参加を希望する者は、選抜試験を受けること。
●下記の選抜要件を達成した受講生は、実践研修Ⅰに参加することができる。

実践研修Ⅰへの選抜要件

・英語模擬試験:TOEIC 700点程度(参考)
・Speakingテスト(学内教員にて実施 20点)
・プロフェッショナル実践法での総合評価(個人60点、チーム20点)

Advancedコース

Advancedコースでは、企業の若手研究者とともに、社会や企業の課題を定義し、真の社会ニーズを理解するための調査を行い、研究シーズと結び付けながら、ビジネスプランを作成します。
その過程では、学外メンターの指導を受けられます。
さらに、これらの活動において必要となる、知的財産権・特許の知識や、英語力も強化します。
選抜チームは、米国SVA Innovation研修を通して、さらにプランの実現可能性を高めます。

募集対象:大学院生以上(GPA2.5以上)※Advancedコースには、企業の若手研究者も参加します。
募集人数:15名
受講料:無料※実践研修Ⅱ(米国渡航)で一部自己負担あり

【カリキュラム】

*…大学院科目
M1 M2 D1 D2 D3
領域1
Integrated Study
ビジョナリー・リーダー実践法(2単位)
領域2
Ethics
知的財産系科目(1単位)*
農学府:「知財の管理と運用」(1学期・木1)
工学府・BASE学府・連大:所属先の類似科目を履修するか、本プログラムが用意する動画で学習(所属学府の修了要件には算入されない)。
領域3
English
Global English for Advanced(1単位)
特別講座 ネットワーキング講座 不定期開催・参加自由
最前線で活躍する事業者や活動家の方々を招いてのトークセッションとネットワーク構築の機会

M1 M2 D1 D2 D3
実践研修Ⅱ
SVA Innovation研修
※選抜後、事前準備のためのグループ活動があります(英語・日本語)

※現地訪問の場合は、3~5万円程度の自己負担あり

●実践研修Ⅱの参加者は、ビジョナリー・リーダー実践法のチーム単位で選抜される。
●実践研修Ⅱへの参加を希望する者は、英語模擬試験を受けること。英語レベルによっては、参加を認められない場合がある。

参加要件 GPA2.5以上。書類審査合格者。必要に応じて面談あり。
修了要件 上記3科目の履修(合計4単位)
全科目を修了された者には修了証を授与。
英語レベル
(目安)
TOEIC: 750以上
TOEFL iBT: 83点以上
※模擬テストを年2回程度実施予定
2021年7月/2022年1月
推奨学習ツール Academic Express

Professionalコース

Professionalコースは、研究シーズと社会ニーズをマッチさせ、本気で起業準備をするためのプログラムです。起業に必要な企業法務等の基礎知識の習、ネットワーク構築、資本政策の立案や資金獲得のためのピッチ指導を受けることができます。
また、生み出そうとしている商品やサービスが、本当にニーズに合ったものであるかを見極めために、実用最小限の製品を試作し(MVPの開発)し、顧客に試してもらう(顧客開発)を同時に行うリーンスタートアップも行います。
養成対象者は、学年問わず審査のうえ決定します。※原則として、自身の技術・研究シーズ(またはそのアイデア)を持ち、その社会実装化に挑戦したい者を審査の対象とします。

対象:学部生以上で、本機構とINDEE Japanが審査の上、認められた者
募集人数:12名
受講料:無料※交通費等一部自己負担あり

起業予定者および志願者のための特別選抜コース
農工大 × INDEE Japan

事業売却や数十億円の調達に成功した起業家と同じ3カ月のプログラムを通じて、「事業案」をビジネスへと短期間で実践するコース。必要に応じて事業資金も獲得できます。出身企業はこちら

資本政策

エクイティやグラント、デットなど多様な資金調達方式を学び、自社に最適な政策を立案する。

ピッチ(デモデー)

投資家向けのピッチを構築し、複数の投資家に対してピッチを行います。

知財・企業法務

ネットワーク

リーンスタートアップ

MVPの開発と顧客開発の同時並行プロセス

理系ビジョナリー・リーダー・プログラムのメリット

  • ✔ 研究成果やアイデアをビジネスに結び付けるための知識の習得
  • ✔ リーダーシップ力、プレゼンテーション力、科学的思考力の醸成
  • ✔ 異文化や多様性の理解力強化
  • ✔ 科学技術のエコシステムの構築
  • ✔ メンバー、講師、メンター、企業若手研究者とのネットワーク構築
  • ✔ 多様なキャリアパスへの接続
  • ✔ 実践研修(Basic)・海外研修(Advanced/選抜)での研鑽

※本プログラムは、専門教育課程(学部・大学院)で習得する高い研究力・専門性を社会で生かす過程を学ぶ、アドオンプログラムです。

Basicコース申込方法

●Basicコース生募集中!

Google Classroom(クラスコード:7uo7ncd)

Google Classroom(クラスコード:7uo7ncd)からお申込みください。
農工大で付与されたGoogleアカウントでログイン
⇒Google Classroom「理系ビジョナリー・リーダー・プログラム Basicコース」
⇒「授業」ページ ⇒「2021年度VLP参加申請フォーム」

※Advandcedコースの募集は終了しました。

 

※Professionalコースへの参加希望の方はイノベーション推進機構までお問い合わせください。

<理系ビジョナリー・リーダー・プログラム フライヤー>

※画像クリックでPDFが開きます

問合せ先

府中キャンパス学生系事務棟2階(キャンパスマップ24番)
https://www.tuat.ac.jp/outline/overview/access/fuchu/campus_map/
TEL:TEL:042-367-5637/5756
Email:innov(ここに@いれる)cc.tuat.ac.jp

参加者の声<SVA研修体験談>

大内蔵 瑞穂 2019年度Advancedコース
(当時の所属:農学府生物生産科学専攻 修士2年 現在の所属:某大手食品会社)
イノベーションってなんだろう、と私はずっと疑問でした。
いろんな組織が使う便利な言葉のように聞こえることもしばしばでした。しかし、本研修において実際にイノベーションを起こされてきた講師の方々が語られる「イノベーション」は血の通った言葉として響き、イノベーションとは新たな顧客価値をもたらすことであると学びました。ビジネスプラン発表では「顧客が本当に求めているものは何か」を繰り返し問いかけられ、プランの改善点を見出すことができました。私は将来、食品メーカーで地球に優しい商品を開発したいと考えています。これまでの私は「環境に配慮した商品は無条件に良いもの」と考えていたように思います。しかし、本研修での学びから、地球に優しいことの押し売りでは売れる(=世の中に広まる)商品にならず、あくまで顧客のニーズに応えることが最重要であることに気付きました。本研修を学生時代に経験できたことは私の大きな財産です。
山口 亮 2019年度Basicコース
(現在の所属:工学府 応用化学専攻 修士1年)
理系研究者ビジョナリープログラムに参加したことで、“社会”や“技術の社会実装”に対する捉え方が大きく変わりました。以前は、社会課題を自分ごととして捉えることができていませんでした。僕はカントー大学研修を通してベトナムには数多くの課題が根深く残っているということを肌感覚で理解したのです。「交通渋滞・ゴミ・河川の氾濫」という社会課題をベトナム人の目線で捉え直すことが社会課題に真の意味で関心を持つということなのだと実感しました。また、エースコックベトナム工場見学では、企業の方が製品の現地化に伴う課題を解決するために、現地の方へのヒヤリングを大切にしている点が印象的でした。これは、技術や製品を強要することが社会実装ではないということを意味しています。自分の常識が他の地域では非常識であることを認識し、社会に適応した技術を提供することが重要であるということを学びました。今後、プログラムでの得たこれらの経験を自らの研究や将来に活かしていきたいです。
加藤 晴朗 2018年度博士ビョナリープロモーション
(当時の所属:農学府応用生命化学専攻 修士2年 現在の所属:某大手メーカー)
理博士ビジョナリープロモーションに参加したことで、ビジネスに対する考えが変わりました。それまでは ”ビジネス=起業” というようなイメージで、就職希望の私とは無縁の世界だと考えていましたが、本企画に参加したことで就職した後の自分を具体的に描けるようになりました。実際にメーカーに就職した今でも“研究をいかに商品開発へ、そして商品を消費者に届けるビジネスに結びつけるか”という視点で考えることが重要であると日々感じています。また、博士ビジョナリープロモーションではたくさんの熱い気持ちを持った仲間に出会うことができました。一緒に微生物の発酵に関するビジネスを考えたメンバー、ベトナム研修に同行したメンバー、そしてカントー大学の大学生のみなさんとディスカッションし、共に過ごした時間は本当に貴重なものであったと感じています。大学生の間になにか一つ打ち込んでみたいと思っている方にぜひお勧めしたい講座です!