グローバル教育院では、下記のとおり留学生の受け入れを行っています。
1. STEP「科学技術短期留学プログラム(短プロ)」
2. 学部セメスター受入(旧AIMS)プログラム
2-1. 農学部AIMSプログラム(セメスター受入プログラム)
2-2. 工学部セメスター受入プログラムIMS(International Mobility for Students)
3. BRIDGE「留学生短期受け入れプログラム」(Border-less Research with InterDiscipline for Global Education)
科学技術短期留学プログラム(短プロ・STEP)とは、海外の姉妹校から東京農工大学に1年間(9月開始、8月修了)、留学生を受入れるプログラムです。
毎年、ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米・アジア諸国から20名程度の留学生を受入れ、日本語や日本文化の教育や研究室での研究活動をしています。
科学技術短期留学プログラムは、理工系専門分野及び科学技術日本語並び日本文化のカリキュラムを提供し、諸外国の学生と本学の学生との交流を活発化することによって、国際社会の各分野に日本を理解した有益な人材を輩出するとともに、本学日本人学生の国際理解と国際競争力の向上を図る。
本学と学術交流協定または学生交流協定を締結している海外の大学において、正規の学部若しくは修士課程・博士課程に在籍している者
学部生の場合、在籍大学において3年次または4年次の者
授業を理解できる英語能力を有する者
心身ともに健康な者
日本学生支援機構が募集する短期留学推進(受入れ)制度に応募することができます。
月額80、000円 (予定)
2014年から農工大・首都大学東京・茨城大学の3大学がコンソーシアムを作り、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」として開始した「ASEAN発、環境に配慮した食料供給・技術革新・地域づくりを担う次世代人材養成」共同プログラム(AIMSプログラム)がベースとなっています。留学生の受入だけではなく、農工大の学生も海外派遣を行う双方向型のプログラムです。概ね1セメスター(4~5か月)交換留学し、現在では相手国もASEAN圏だけではなくだけでは欧米圏まで拡大しています。
本プログラムでは、大学間交流協定を締結している外国の大学と学生を交換することにより、諸外国の大学との国際連携を図るとともに、日本と外国との架け橋になり得る実践型グローバル人材の育成を目的としています。
農学部プログラムと工学部プログラムにわかれています。
先端環境農学・食料技術コース(農学部)
概要
AIMS(Asian International Mobility for Students)の枠組みにおいて海外の交流協定校から東京農工大学に約1学期間留学生を受け入れるプログラムです。 本プログラムでは以下の協定校より毎年10-15名程度の留学生を受け入れ、専門科目の受講や実験、研究室活動などを行います。
海外協定校
・インドネシア ガジャマダ大学(UGM)
・インドネシア ボゴール農科大学(IPB)
・タイ カセサート大学(KU)
・フィリピン フィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)
・マレーシア マレーシアプトラ大学(UPM)
・マレーシア マーラ工科大学(UiTM)
実施期間
9月上旬~1月下旬の約5か月間
滞在
参加者の全体のバランスに応じて学内・学外の住居に滞在します。
研究室活動
プログラム後半の約2か月間は、それぞれが専門分野に関連する研究室に所属し、ゼミへの参加や日本人学生との共同作業、最終発表等を行います。
受講可能コース
2019年度に実施したプログラムの受講可能コース一覧は以下の通りです。
1. Forest Resources and Biomass
2. Agro- & Eco-Informatics
3. Water Resources management
4. Soil and Water
5. The Study on Population Affairs in Developing Societies
6. Food and Agricultural ScienceⅠ
7. Food and Agricultural ScienceⅡ
8. Principles and Potentials of Agribusiness
9. Food Chemistry
10. Food and Nutrition
11. Horticultural Structures and Plant Factory
12. Plant Microbiology
13. Food Safety
14. Theory and Practices of Sustainable Agriculture
15. Introduction to Charcoal Application
16. Ecosystem Management
17. Forest Ecology and Management
18. Ecology in Crop Production
19. Arid Land Agriculture
20. Postharvest Technologies and Facilities
21. Plant Ecology for Agriculture and Allelopathy
22. The Study on International Development on Rural Areas
23. Japanese Language and Culture
24. Experiment Course on Food and Animal Science
25. Experiment Course on Agro-Environmental Science
海外のセメスター交換協定校から東京農工大学に4か月間(9月開始、12月下旬もしくは1月修了)、留学生を受入れるプログラムです。本プログラムでは、以下の協定校より毎年20名程度の留学生を受入れ、専門科目や教養科目の授業、研究室でのリサーチインターンシップ、日本の企業インターンシップ等を受講しています。
協定校
・キングモンクット大学トンブリ校(タイ、KMUTT)
・マレーシア工科大学(マレーシア、UTM)
・マレーシア日本国際工科院(マレーシア、MJIIT)
・バンドン工科大学(インドネシア、ITB)
・インドネシア大学(インドネシア、UI)
・フィリピン大学ディリマン校(フィリピン、UPD)
・デ・ラ・サール大学(フィリピン、DLSU)
・セントルイス大学(フィリピン、SLU)
・ミュンヘン工科大学(ドイツ、TUM)
・フローニンゲン大学(オランダ、UG)
・マルケ工科大学(イタリア、UnivPM)
・モンペリエ大学(フランス、UM)
・オウル大学(フィンランド、UoO)
目的
国際感覚と国際的視野を備えた理工系グローバル・イノベーション人材を育成
入学資格
本プログラム提携校より推薦される学部学生
<34科目を英語開講!充実の専門科目>
★留学の本流!専門性を高める
農工大での専門科目を、時には日本人学生も一緒に英語で学ぶと同時に、ほぼ全員が研究室に配属さ れ、リサーチインターンシップを実施しています。「農工大の多様性と柔軟性が気に入っています。私は物理学の学生ですが、問題なく他の分野のクラスにも参加でき、多くを学びました。」(フローニンゲン大学、De Dalmau Polくん)
★日本語だって学んじゃう!
日本語のクラスでは、現場ならではの使える日本語の習得ができました。中には滞在中、日本語能力試験でN2に合格した学生もいます。
2019年度の開講科目
サマープログラムwithバディ
★Overview of Japan
日本文化や日本語の概要、ITCについて学ぶと同時に、日本の企業を訪問し、日本社会を体験します。2019年度は(株)花王さまを訪問しました
★SDGsワークショップ
持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む(株)IHIさまを訪問。さらに、外部からも講師を招聘し、企業や国連機関、政府等の対策を学び、地球の健全な発展のために行う取り組みを、グループ毎に模擬国際会議で発表するワークショップを開催します。
★Virtual Manufacturing
本学研究室&TAMA協会所属中小企業を訪問し、グループ毎に新しい製品・サービスをバーチャルに開発するワークショップを開催しています。発表には、企業の方々も参加いただき、懇親会では最優秀賞、エコde賞、アイデアde賞等が授与されます。最先端の技術を駆使して新商品が産まれる様子、それを産み出す土壌となる企業の力をご紹介いただきます。2019年度は(株) industriaさま、(株)鬼塚硝子さま、(株)コスモテックさま、(株)リガルジョイントさま、(株)菊池製作所さま、(有)ベスト青梅さまにお世話になりました。
ご協力いただいた企業のみなさま、誠にありがとうございました!
企業インターンシップ
★日本の企業を知る
3日~2週間にかけて実施する企業インターンシップでは、それぞれの専門分野やそれ以外の分野で、研究や業務を実際に現場で体験し、日本の企業文化を学びます。「大変貴重な経験をさせていただきました。またいつか、日本に戻って来て、働きたいと感じています。」(バンドン工科大学、Ayukaryana Nur Rahmawati さん)
バディ支援
TUAT Buddy学生が来日前からSNSを通じて留学生をサポートし、日本での生活をより充実したものへとしていきます。2019年度は約150人の農工大工学部学生が登録し、バディメイトとなって生活を支援したり、や農工祭や梶野祭等、様々なイベントを一緒に楽しみました。
奨学金
一定の成績基準を満たしたものは、本学が支給する独自の奨学金や、JASSO等の外部奨学金を得られる場合があります。
概要
AIMSやセメスター受入、STEPなどの教育プログラム経験者も含めて、より本格的に農工大で研究活動を進めていく留学生のための橋渡しプログラムです。約4か月間、研究室に所属し国際共著論文執筆を含む研究活動を推し進めつつ、その後の研究の可能性についてより具体的に検討・調整する機会となります。
対象者
海外協定校を中心とした大学院生(もしくは大学院進学予定の学部4年生)
実施期間
4か月間(10~1月)
滞在
参加者の全体のバランスに応じて学外・学内の住居に滞在
内容
プログラム期間中はそれぞれの専門分野に関連する研究室に所属し研究活動を行い、その成果を最終ポスター発表及び評価会により評価
奨学金
経済的支援の有無およびその規模については年度ごとに調整後、公募開始の際にアナウンス有