2017年度
EDGE-TORIKEN
第13回飛行ロボコン一般部門出場機体。
性能のみならず見た目にもこだわり、redbullエアレースパイロットの室屋義秀氏の搭乗機体をモチーフにしている。
性能に関しては、運動性能、操縦性能、速度性能といった様々なパラメータが高いレベルでまとまっており、大会でも結果を残した。
一般部門 優勝@第13回飛行ロボットコンテスト
farfalla
第13回飛行ロボコン、自動操縦部門出場機体である。
前年までの機体と異なりプッシャー方式を採用していたり、やたらと過推力だったりと特徴は多い。
なかでも赤く染まったウィングレットは一際目をひく(通常の三倍速い?)。あとダンスが好きみたい()
機体各所には細かな工夫がなされており、エレベーターはなんとピアノ線とポリイミドチューブによってヒンジが施されている。
他にもカーボンによる空中リンケージが地味にカッコイ。
自動着陸にも挑戦したが、USBやカメラなど色々悩まされた模様。
一般部門機がおじさん達に人気だった一方で、こちらはチビッ子の人気を集めた。
今年はノーコンはなかったはずだ...はずだ...
自動操縦部門 第3位@第13回飛行ロボットコンテスト
Crevette
第13回飛行ロボットコンテストユニークデザイン部門出場機体
機体審査の各段階で担当者を困らせた,大会史上屈指の問題児.様々なユニーク要素が詰まっている(詰まり過ぎている)ハイブリッド飛行船。
親機と子機が合体した機体で,親機が子機を吊り下げたまま垂直離陸,飛行した後,子機を分離させることができる。この子機を分離させて2機に分かれる瞬間がとても楽しい。
大会では分離などの新しい発想が評価され,ユニークデザイン賞としては6年連続の受賞,部門として確立してからは航空研初の同部門優勝を成し遂げた。
名前であるCrevetteはフランス語でエビのことだが,大会のニコ動ではコバンザメと書かれた。その他いろいろな海の生物に例えられるが,エビとはあまり呼んでもらえていない。
親機
元々Crevetteという名の由来になるようなエビらしい見た目であったが,,ダイエットとリバウンドを繰り返し,最終的には航空研の某部員が直立で入れるほどの大きさになった。
エビの動きといえばバックだろうということで,バック飛行ができることを目指して製作された。
調整が非常にシビアであったが,奇跡的なアセンブリの末,最終的には巡航状態よりも安定してると言われるほどのバック性能を実現した。
ただし,バック時に上昇させようと推力を上げすぎると反抗して逆に地面に突っ込んでいくので注意。
子機
エビからかけ離れてしまった親機の代わりに,尻尾のようにしなる水平安定板など,エビのような見た目を持つ任務を背負った機体。通称コエビ。
水平,垂直安定板がどちらもひらひらしており,仕事をしてないように見えるが,つけないと安定性が下がるので確かに効果がある。不思議。
部品のほとんどが親機試作機群の端材の流用のため,本当に親から生まれた子供である。
流用に次ぐ流用と,推力のみによる全方向制御という力技により3日で完成したが,予想に反して安定性が高い上,推力の方向によって飛行機にもバイコプターもどきにもなる謎の性能を得た。
ちなみにエビ反りもできる(これだけできれば子機だけでもユニーク性十分とは言ってはいけない)。
ユニーク部門 優勝,ベストポスター賞@第13回飛行ロボットコンテスト
zwei kreise
大森スポーツセンター 通称『円卓』
迷機には荷が重すぎた舞台
人は彼らを『円卓の騎士』と呼んだ
変化する出会い
変わる運命
(完)
M4
某部員の個人製作で作られたシンプルなクアッドコプター。パーツを買ってから1年と3ヶ月後に初飛行した。
名前の由来はモータが4つある・・・のほかに「メカトロ(Mechatro)に間(Ma)に合わなくてM内氏に煽られながら作ったマルチ(Multi)コプター」 の略でもある。
今後は自立飛行とか画像処理の実験台にされる予定。
雷電
旧日本海軍の局地戦闘機雷電のスケール機。航空研究会初の引き込み脚を搭載している。
ファウラーフラップを装備しており、非常に低速で飛行可能だが、フラップを展開すると、低速過ぎてエルロンによるロール制御が効かなくなるという問題がある。
そのため、着陸時にはフラップを展開しない方が着陸しやすく、フラップの存在意義が疑われている。
震電?U
某フライトシューティングゲームに登場する架空機をもとにしたスケール機。
カナード、前進翼、斜め双垂直尾翼という非常に特徴的な翼面構成をしており、推力偏向ノズルを搭載している。
同じ架空機をモチーフにかつて制作された機体と違って、この機体はちゃんと空を飛ぶことができる。
surprise-s
トンボデザインクラフト様のhpで公開されている型紙を元に制作された機体。
可能な限り制作にかかる手間を減少させることをコンセプトに設計されており、実際に、この機体は制作開始一日で完成された。
部室にある機体の中で最高のロールレートを誇り、空中ではまるで独楽のようにくるくると回転することができる。
surprise-bp
トンボデザインクラフト様のhpで公開されている型紙を元に制作された機体。
元の機体と異なり、板材の組み合わせではなく、航空研究会流の制作手法により、三次元的な形状の胴体と主翼を持つ機体として制作されている。
航空研究会における位置付けとしては、F3PYの後継機であり、先代機と同様に優れた飛行特性を持つ。
Side Slipper
青い機体と華奢な主脚が美しいパラソル翼機....だったもの。
度重なる修理と改造の結果、初期コンセプトであったパラソル翼を捨ててしまった。
低速で安定した飛行ができ飛行練習に向いている。
名前の由来は改造前の機体の激しい横滑り(Side Slip)癖から。
三式くん
旧日本海軍の三式指揮連絡機がモチーフ。似てないとか言わない。
設計者の独創的なアイディアによって、主翼と胴体をマグネットのみで接合するという荒業をやってのけた。
そのせいで墜落させると文字通りバラバラに壊れる。
ラダーで旋回した方が操縦しやすい。エルロンなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。
Comet / Splatoon
無尾翼機の実証機として設計された、廃材を組み合わせ4日で作られた機体。
様々な翼型を試すため主翼は取り外す事ができるが、一発でそれなりに飛んでしまったので付け替えた実績は無い。
現在は胴体が延長され先尾翼がつけられたことでイカになってしまった。
Boomerang
”萱場かつをどり“を意識した無尾翼機。
垂直尾翼をウイングレットと兼ねることで効率化を図った。
いつも通り製作者の怠慢から、胴体と尾翼は廃材を利用している。
低速性能が特徴、というか速度が出ない。ロールは鈍いがピッチ方向の運動性に優れ、半径の小さい宙返りができる。