留学生インタビュー
――東京農工大学に留学しようと思ったきっかけは?
出身はカンボジアで、現在はタイのカセサート大学に在籍し熱帯農業学を学んでいます。東京農工大学を留学先に選んだのは、農業経済学を学ぶため。日本がタイと農作物の貿易を盛んに行っていることも理由のひとつでした。日本〜タイ間での農産物の輸出入の現状について、また、農作物の生産にかかるコストを下げる方法について、東京農工大学で学びたいと思っています。
AIMSプログラム、LaCEPプログラムに参加する友人たちと。バーベキューパーティを開催した際の一枚
――将来の夢や目標はありますか?
将来の目標は、カンボジアの政府職員となり、ここで学んだ知識を生かして国の発展に貢献すること。カンボジアでは多くの国民が農業に従事していますが、そのほとんどが伝統的な手法を用い、ブローカーの搾取による貧困問題を抱えています。こうした課題を改善するため、農家の人々に科学技術やマーケティングの知識を教える人材を育てることが必要だと考えています。
――日本に来て、どのような学びの体験ができましたか?
東京農工大学では、さまざまな経験を通し、友人と楽しみながら日本の文化も学んでいます。グローバル社会において、チームワークやリーダーシップ、文化を学ぶ「ソフトスキル」を習得することはとても大切です。留学をすることは、こうした力を鍛える魅力的な体験だと感じています。