当研究室では、生物学と情報科学・物理学の境界領域として、生命現象を原子・分子レベルで解明することを目指しています。 そのため、バイオインフォマティクス、生物物理学、進化工学・タンパク質工学を用いてタンパク質の物性や構造を解析・設計し、酵素や抗体をはじめとするタンパク質の改変をしています。改変したタンパク質やその設計法が、バイオ産業や創薬の分野で活用されることを目指して研究を続けています。
当研究室は、生物学、情報科学、物理学の境界領域で研究を進めているため、幅広い知識や技術を必要としています。そのため、我々は学内外の多くの研究室と共同研究を行っています。学内では生命工学科内は勿論、機器分析センター、農学部と共同研究を行っています。また、学外では理化学研究所、産総研、医科歯科大学、長岡技術科学大学や法政大学など多くの研究教育機関と共同研究をしています。
フランス・モンペリエ大学と国立自然史博物館(CNRS)と姉妹校協定を結び、2012年から毎年1、2名の学生が短期留学しています。フランスの文化を楽しむと同時に、海外で現地の学生や研究者と交わって研究経験を積む貴重な機会です。また、ポーランド、フランス、中国、インドや東南アジアから多くの留学生を受け入れてきました。研究室には常に数名の留学生が在籍しており、日々の研究活動の中で自然と英語で会話する学生が増えています。在学中に一種のミニ国内留学を楽しめます。