岩見 佳奈(IWAMI Kana)


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  名前:岩見 佳奈(IWAMI Kana)
  


研究紹介

  研究テーマ:「カキノキの黒色心材形成機構に関する研究」

樹幹横断面の中心部には、心材と呼ばれる部分が存在します。心材の色調は樹種によってさまざまであり、木材として利用する場合にはその価値を決める一つの指標となるため、心材色は木材利用において重要な観点であるといえます。

カキノキは通常、淡い橙褐色の心材を形成しますが、ごく稀に黒い模様の入った心材を形成することが知られています。黒い模様の入った材は一般にクロガキと呼ばれ、その特徴的な模様と稀少性から古くより珍重されており、通常の心材色を示す材よりもはるかに価値が上がります。したがって、黒色の模様が形成されているのかどうかは、カキノキの木材利用において重要であるといえます。しかしながら、クロガキの基本的な情報は乏しく、特に形成機構はほとんど明らかになっていません。

したがって本研究では、カキノキの黒色心材形成機構を生物学的な観点から明らかにすることを目的としました。

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