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図2026:2026年年賀状の図案 11の「ギリシヤ神話」は「北欧神話」の間違いです。
マスを埋めた図は下に載せています!
今年はめずらしく年末に風邪をひいてしまい(結局1月3日まで長引くことに)、図案がなかなか浮かばなかったので、穴埋めクイズにしました!クイズ形式は作りやすい!ただ、ずいぶんと文字が小さくなってしまい、反省です…ボリュームと紙面の兼ね合いが…
知っている人には簡単に解けるようにしておきたかったのですが、難易度調整がちょっと難しかったかも…以下はクイズの答えです。『』が答え
1.答えは『あまい』。うまいとあまいをかけています!甜なんてあまり見ない漢字ですが、北海道名産の甜菜(てんさい)を知っていれば予想しやすいかも?甜菜は砂糖人参とも呼ばれるグラニュー糖の原料として知られる北海道の作物で、子供のときにサトウキビは沖縄、一方の甜菜は北海道なんだなあと覚えたのを思い出します。今にしてみると、気候がこんなに違うのに同じ化学物質を作るのはちょっと不思議ですね。
 
理由を端折って書くとショ糖などの二糖は、その構成成分の単糖(グルコースなど)に比べると、反応性が低いけれども、多糖であるでんぷんなどと比べて分解自体はしやすいので、一時保存にちょうどいいエネルギー源だということのようですね。しかもOH基(ヒドロキシ基)が多いので水に溶けやすい!
 
甜の右はまんま甘なので、それでわかる人もいるかも。部首が甘部だそうです。漢字検定だと準1級とのこと。読めても書けなさそうな漢字ですね!甜と甘は意味としてはさして違いが無いとされているようです。甜が食べ物が本来持っている甘さを指しているとのお話もあるようですね。
2. 『ほーすらでぃっしゅ』。ラディッシュははつか大根ですが、このホースは「馬のようの力強さ」を表しているとの説が濃厚です。
 
理系的には、ホースラディッシュに含まれる酵素のホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)がなじみ深いでしょうか。酵素はいわば生体内の触媒なのですが、あまたの酵素の中でもHRPは結構良く使われる印象です(専門外なので適当なこと言ってるかもしれません)。酵素はタンパク質でもあり、タンパク質は一般に変性しやすいのですが(たまごとかを熱すると固化するみたいな感じ)、HRPは大きさも小さくて壊れにくい酵素であり、色で反応の進行を見分けられて(呈色反応)活性も高いところがセールスポイントのようです。なんか説明がマニアックになってきてしまった… 大丈夫、理系っぽいのはここまでです!(願望)
3. 未確認生物 Unidentified Mysterious Animal(UMA)で『ゆーま』です。もちろんローマ字読みすると「うま」になるからということでの出題です。UMAって埋めちゃう人もいそうなので、答えをひらがなに限定しておいた方が良かったかなと思いました。調べてみるとなにやらUMAは日本語による造語だそうで(UFOから着想されたとのこと)、英語ではCryptidと呼ばれるそうな。UMAは目撃例や伝聞による情報はあるが、実在が確認されていない生物のことだそうですが、妖怪とかとの区別が難しいところがありますね(かっぱとか)。
4. 競馬をもとにしたウマ作品、『ウマ娘』。アニメ作品だと思っていたのですが、どうやらスマホ用のゲームアプリからスタートしたコンテンツのようで、それに先立つ形でアニメやコミックなどのメディア展開が行われたようです。アニメ版はスペシャルウィーク、トウカイテイオー、キタサンブラック、映画ではジャングルポケットが主役だそうですが、漫画ではオグリキャップが主人公になっているそうです(これも後にアニメ化)。トウカイテイオー、オグリキャップあたりは僕でも名前を聞いたことがある有名な競走馬ですね!
 
詳しい友人によると、馬の代わりにウマになっていたり、馬身の代わりにバ身になっていたりと、こだわりが満載だそうです!問題文もきちんと「ウマ系作品」としておきました!第一期の主題歌、「うまぴょい伝説」のなまえがかわいいは正義!
5. 午が付く言葉と言えば午前午後正午ということで、時刻問題(他の干支ももちろん時刻を表しているのはそうなんですが…)。草木も眠る丑三つ時『うしみつどき』は午前2時~2時半くらいの時刻に相当します。何もかもが寝静まり、幽霊さんとかが出がちな時間帯とのことですが、現代社会においては余裕で夜更かしの時間帯!
6. 馬名言シリーズ第一弾。無事是名馬『ぶじこれめいば』。僕は故事成語か何かなのと思っていたのですが、どうやら競馬用語のようです。最後まで立っていたものが正義なのだ!
7. 馬名言シリーズ第二弾。人生万事塞翁が馬『さいおうがうま』ですね。これは故事成語。風が吹けば桶屋が儲かる、禍福はあざなえる縄のごとし、に近いと思うのですが、風の件はなんというか軽い感じがします。調べると禍福倚伏(かふくいふく)、楽極まりて哀生ず なんて難しそうなのも。盛者必衰なども近い意味のようです。
 
ネタなので載せますが、ちゃっぴーに違いを聞いたら、塞翁が馬は「遅延効果・非線形応答」、禍福あざなうは「カップリングした変数」、禍福倚伏は「状態空間の対称性」、盛者必衰は「エントロピー増大」と返してきて、あなたの関心分野にかなり近い比喩だと思いますけどどうですかとかどや顔されました。多分半分くらいしかあってないよ!ちなみに当人の専門の化学工学は基本的に線形応答の範囲内です。
8. 馬頭星雲はオリオン座の三ツ星の左の星の近くにある暗黒星雲(背後の天体からの光がダスト(低温高密度のガス)に遮られて黒い雲みたいに見える)で、馬の頭のように見える星雲です。 馬頭星雲はこちら★(Wikipedia)
 
馬頭星雲は問題としてはマニアック寄りなので、オリオン座の一等星ベテルギウス『べてるぎうす』が答えになる問題にしました。結構赤っぽい星で、赤色(超)巨星に分類され、いずれ中心核が崩壊し超新星爆発を起こす、もしくは既に超新星爆発したかも、とされています。一方で、超新星爆発はまだまだ先という説もあります。ベテルギウス自体は地球から550光年と、比較的近くに位置していて(近くにあるから明るく見えやすい側面もあるのですが)、ここ550年以内に爆発していたとしても、その光はまだ地球には届いていないので、真相は闇の中。
 
オリオン座のもう一つの一等星はリゲル。またベテルギウスはおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに冬の大三角を形成する星の一つです。よく冬は空気が澄んでいるので星がきれいに見えると言われますが、そもそも冬は見える一等星の数が7つ(日本から一年を通して見える一等星は約15個)と多いことがその理由の一つにもなっていると思っています。
9. 持ち馬シリーズ第一弾。呂布と関羽の駆る馬、赤兎馬『せきとば』。芋焼酎の名前にもありますね。一日に千里を走るとされる馬ですが、一里 = 4 kmなので千里 = 4000 kmということで、距離的には北海道と九州を一日で往復できるスピード。東京新函館間が4時間、東京博多間が5時間程度とのことで、新幹線に近いオーダーの速度が出る計算に。馬の場合最高時速は大体70 km/h(襲歩)くらいらしいので、通常の馬よりも約3倍速い速度を一日保てる、それが赤兎馬です!3倍速いといえばシャアザクですね!赤いし!
10. 持ち馬シリーズ第二弾。ドン・キホーテの馬、ロシナンテ『ろしなんて』。スペイン語でRocin(駄馬)、ante(以前)を合わせた語で「元駄馬」という意味なんだそう。もとは駄馬だけど、これから輝く、というドン・キホーテの願望と期待が混じる名前なんだとか。響きの可愛さもあって素晴らしいセンスですね!
11. 持ち馬シリーズ第三弾。すみません、「ギリシヤ神話」は「北欧神話」の間違いです。すぐに気づいたあなた、さては神話好きですね!ギリシャ神話で有名な馬は天馬ペガサスだと思いますが、北欧神話の主神オーディンの駆る馬はスレイプニル『すれいぷにる』です。昔の名作RPG SaGa2をやった人にはおなじみかも。8本脚の軍馬だそうです。スレイプニルという名前はかっこいいですが、後ろの「ぷにる」はかわいいは正義。(余談ですが、解説作っているときにギリシャ神話の主神はゼウスじゃん!ってなり、神話間違いに気づきました。)
12. 常人の背筋力の平均は成人男性で140 kgらしいのですが、マウンテンゴリラ『まうんてんごりら』の背筋力は400 kg、そして室伏広治は389 kgということで、室伏広治はほぼマウンテンゴリラ。彼はやったことのない初めてのやり投げで国体2位の記録を出したとか伝説がいろいろ常軌を逸していておもしろい!出題で「まうんてん○○」にするとすぐわかってしまうと思って「まうん○○」にしようかとも思ったのですが、まうってうまの逆じゃん!って気づいてしまったがゆえに「まう○○」まで削られて、難易度が高くなってしまった残念な問題です。
13. 最終問題! uはマイクロ『まいくろ』を表すんですね。μの代わりになります(この出題の書き方だと「みゅー」って答えた人もいるかもしれず、そちらも正解で!マスを埋められなかったかもしれずごめんなさい)。薄目で見ると確かに似てる!Wordなどでμを出すには、Altコードや特殊文字の挿入を使うのですが(Symbolフォントなんてのもありますが微妙に使いにくいので)、横着するときはu。非公式なものなので大事な資料ではきちんとμに直さないといけません。
 
最初umというのを見たのは大学生か大学院生くらいだった気がしますが、一体何を表しているのかわからず、まだ知らないmの接頭辞があるのかと思って悶絶した覚えがあります(もちろん今でもまだ知らないのたくさんあると思うんですが)。ゆーまって覚えると良いんじゃないでしょうか。UMA年だけにね!これはウマい!おあとがよろしいようで。
ということで、すべて埋めた結果が下図になります。編集後記:本当はトロイの木馬とか、ウマが合うとか、カピバラさんを馬に変身させたりとか(絵が下手過ぎて断念)、いくつか入れたかったけど入らなかったものもありますが、根本的にもっと自由な発想がほしかった!テーマが限定されているとクロスワードにするのは結構難しいんだなと思いながら作りました。クロスワードは先に完成図を作ってから合わせて問題を作るのが楽そう。重複チェックとかしていないので、間違いを見つけたらこっそり教えて下さい! クイズは出題しやすいんですが、解説を作るのが大変という事実に気づいてしまった…
皆様今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2026:2026年年賀状の図案(解答付)
図2025:2025年年賀状の図案 下の方に図で解説?しています!個人情報は黒塗りしました。
なんだかあんまり思いつかなかったので、今年はへびを幾何的に表現して、クイズでごまかすことにしました!よく見ると巳って2に似てるじゃん!巳を左右反転させると5に似てるじゃん!という流れです。あとはへびを並べてたらおぼろげに鏡餅が浮かんできたんですよ…左から長男、次男、三男、鏡餅と並んでおります。
以下はクイズの答えです。『』が答え
1.答えは『イ、すでに』などです。已然形の已でした!ミ(巳)は上に、すでに(已)半ばと思えども、おのれ(己)は下と思え、という覚え方があるそうです。実るほどなんとか…ということでしょうか。なんだか奥深いですね。
2.最近島根に行ってきたせいで引っ張られてます。『八岐大蛇(ヤマタノオロチ)』はご存知8つの首を持つ蛇で、出雲の国、スサオノミコトがヤマタノオロチにお酒を飲ませまくって、酔っぱらって寝たところをやっつけた時に、しっぽから出てきたのが草薙剣で、これは天叢雲剣と同じ。島根には「ヤマタノオロチ」というお酒がありました。洒落が利いていますね。天叢雲剣は源平の壇ノ浦の戦いで安徳天皇とともに関門海峡に沈んだとされていますが、それは形代(かたしろ)の方らしく、本体は熱田神宮に祀られているそうです。
3.『ウロボロス』というとTiger & Bunny。無限の記号∞はウロボロスに由来する説もあるそうです。無限はinfinityという響きがかっこいい…!ちなみにメビウスの輪も似た構造をしているのですが、こちらは関係ないそうな…なんとなく残念…中学校のときに「半直線」なるものを習ったのですが、ある点から無限に伸びる線ということで、そこはかとなく不思議な概念だなーっておもった覚えがあります。
4.へびつかい座、最近聞かなくなりましたが、『3つ目』が正解です。フォントで気づいた人、「勘のいいガキは嫌いだよ」(鋼の錬金術師)ってやつですね!そうなんです。へびつかい座のマークは本当にフォントが無いので画像で貼り付けています。ちなみに1つ目は木星、2つ目は土星です。なんと数字の4, 5がそのまま割り当てられているというデザインが正式…(それぞれ地球を除いて4つ目、5つ目の惑星)。4つ目はしし座です。ヘビ座っぽい。一時期がんばって記号憶えてました。
5.基本的に南北アメリカに生息しているのですが、日本での知名度が高い気がする『ガラガラヘビ』。昔そんな歌があったからなのか。がらがらと音を立てるから有名なのか。ガラガラヘビの毒はタンパク質分解酵素で、血液が固まるのを防ぐ作用があるそうです。ヘビ毒には大きく分けてコブラ科が持つ神経毒とクサリヘビ科が持つ出血毒があるらしいのですが、両方ともタンパク質の毒(やポリペプチド(タンパク質の小さいやつ))だそうです。日本だとニホンマムシ、ヤマカガシの2種が毒蛇だそうですが、いろんな見た目してて判別は難しそう…ヘビは避けるが吉かもです。ふーんって感じですが、へびの反応速度は0.04秒なのに対して、ねこの反応速度は0.02秒ということで、ねことへびが小競り合いしても、ねこが噛まれることはほぼほぼないそうな。はええ…人間は0.25秒なので、当然ぬこ様には勝てません。
6.ねずみ(子)の12時(北)からたどると、辰巳は4.5時、『南東』方向になります。戌亥(いぬい)は北西ですね。でもうしとらとかひつじさるとかは無いですね。ふしぎ。とおもったら、乾坤一擲の坤はひつじさるだそうです。ただ、乾坤一擲の乾は「天」、坤は「地」を表すので、ここでの意味はちょっと違いますね。うしとらは艮(ごん)という字が割り当てられていて、坤も艮も占いの八卦で使われるそうです。辰巳は巽とも書きますが、同様に八卦の一字に割り当てられています(とはいえ、苗字としてたつみさん、いぬいさんはよく聞きますが、うしとらさん、ひつじさるさんはかなりレアらしいです。語呂の問題でしょうか?)。
7.なんでか有名な気もしますが、いちごはみんな『バラ科』で、へびいちごもその例にもれません。バラ科アレルギーは、りんご、もも、洋ナシ、さくらんぼ、びわ、すもも、ローズヒップ、アーモンド等々も含まれるそうで、実は結構範囲が広いようです。何やら白樺やハンノキの花粉のアレルゲンと構造が似ているらしく、最近増えてきているらしいです。タンパク質なので、熱したものだと大丈夫なようで、ジャムとかは大丈夫らしい。ちなみに作者はそばアレルギーなのですが、そのアレルゲンも13Sグロブリンというタンパク質らしいのに、ゆでてるのになぜだめなのかと思ったら、熱に強い性質があるようです。耐熱性タンパク質…ぱっと調べても出てこなかったのですが、S-S結合とか大量に含まれているのだろうか…そばのアレルゲンは水溶性らしく、うどんと一緒にゆでると混入しやすいのはそのためらしいです。そばのタンパク質が熱に弱ければ僕もそばを食べれたのに…無念…
おまけ 2段の鏡餅は月(陰)と太陽(陽)を表していて、3段の場合には、火の安全と食の安全、家族の健康を願う意味があるそうです。みかんは「橙」なので「代々」続くようにという意味があるらしく、語呂合わせ満載のお節に通じるところがありますね!
皆様今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2025k:2025年年賀状の図案解説?
図2024:2024年年賀状の図案 下の方に図で解説しています!個人情報は黒塗りしました。
実は12年前も似たような図案でしたが、今回はギリシャ文字をふんだんに使った理系仕様です。最初は15種類くらいかなと思っていたのですが、盛り込んでいったら21種類くらいまで来たので(ギリシャ文字は24種類) あとはねじ込んで24種類を達成しました(すごい!自画自賛!)。ι(イオタ),ο(オミクロン)はほぼi,oと変わらないので住所の中にフォントを変えて紛れ込ませました。あくまで福笑いなのでちょっと龍が不出来ですが、ご愛敬ですね!以下雑感です。
α(アルファ):@の中にこっそり紛れ込ませました。
τ(タウ)とπ(パイ):辰の字に2種類紛れ込ませました。τは反転+アウトライン調整で結構高難易度だと思います。見た目漢字の感じが違うのでそれがヒントでしょうか。
κ(カッパ):個人的に最難関。左の子のちっちゃい方の角なのですが、一画目が頭にめり込んでいるせいで高難易度。
λ(ラムダ):右の子のひげ(右側),χ(カイ):左側のひげ。実は反転と見せかけて違う文字を割り当て。こう見るとこの2種類は結構似ていますね。
δ(デルタ):右の子の目,σ(シグマ):左の子の右の目,ρ(ロー):左の子の左の目。意外に違和感なく紛れ込ませられました
ν(ニュー)とυ(ユプシロン):右の子の角の間の髪に。υの置き場は最後まで迷いました。
今回は、方向性は12年前と同じで行こうと思ってはいたものの、ちょっと作ってみると龍があんまりかわいくならなかったりして、結構苦戦しました(δがTimesとかだと目が歌舞伎っぽくなる)。辰は比較的幾何的にもきれいな文字なので、 そちらの方向で作り直そうとも思ったのですが、なんとか粘って完成にこぎつけられました。
ちなみに、僕が研究でよく使うのは、ξ, γ, ωあたりでしょうか。ξとζは結構書くのが難しいと思うのですが、僕は結構うまく書ける自信があります。
一応2022年の図案も簡単に解説を作っておきました。来年は2021年のを作れるといいな。
なんだか2023年は結構忙しい年でした。でもこの先きっと暇な年などないので、うまく折り合いをつけながらやっていくことが大切なんだろうなと改めて思いました。2024年、改めて励んで参りたいと思います。ということで皆様今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2024k:2024年年賀状の図案解説
図2023:2023年年賀状の図案 下の方に図でも解説しています!個人情報は黒塗りしました。
<QRコードの上にのっかってるうさぎ>
昨年から登場しているうさぎで「卯年」に関連するというとちょっと微妙かもですが、いちおううさぎということで。
<Miffz>
ベルギーのうさぎキャラクターに似ているなにか。…間違えた。ベルギーではなくオランダです。オランダではナインチェって呼ぶんですよね。結局隠していないという。問題が起きませんように。あくまで似ているだけですので!!ドイツではなぜかキーボードのzとyが逆配置になっていて、zooがyooになったりします。よだんです。ベルギーではどうなんだろう。
<Miffzの顔の輪郭のUと鷺の文字をあわせて「う」「さぎ」>
まあ、「鷺」ってなんの脈絡も無くない?って話ですが、鷺が無いと分かりにくいし、うさぎと同じく一羽だし(こじつけ)、U詐欺とか、ひらがな「Uさぎ」とか、かたかな「Uサギ」とか、鷺のイラストなんてのも考えたのですが、まあこういうのもいっか、っていうことで鷺になりました。Miffzの顔の輪郭のUだけでも「う年」の「う」ということで成立はしているとは思っていたのですが、難易度高くなってしまうので、こんな感じに。(ちなみに我々の化学物理工学科の略称もU科ですので、ご利益ありますように!)
<Miffzの耳を上下逆に見ると卯になってる>
正確に言うと卯とちょっと形違いますが、Miffzの耳が明らかに特徴的な形してますから分かりやすいかもと思います。似てないと思ったあなた、少し遠目から見ると意外に似てるのでは?なんかね、トポロジー?的に同じというか? うん。これはこじつけということで!
<大橋秀伯の伯の日のところが月に>
ここは実際に印刷しながら透明度を調整しましたが、分かるような分からないような濃さにするのにちょっと苦労しました。もちろん全部黒くぬっちゃっても良かったのですが、自分の名前を完全に違う感じ・漢字にすることに気が引けたというか…ということです。
<電話番号の3007がmoonみたいに>
mを倒して3に、7とnが似ていることを利用してみました。これ、大学生のころから使ってる電話番号なのに、こんなところでネタに使えるなんて、いい番号だった…ちょっと感動を禁じ得ないです…こじつけだけど…
<年賀状の右上に配置されている〇が月を表しています>
昨年の年賀状で、郵便〒のところの〇(内側斜線)が地球だった経緯があります。これは住所で「地球」在住という意味だったのですが、今回はこれを利用して、地球と月の距離(「中心間」距離)が地球30.3個分ということで、大体それくらいの位置に月を配置しました。月は地球の約1/4の半径を持っていますが、実際の大きさと距離の比はこんな感じのようですね。意外に遠くないですか?年賀状をななめに横切るように描かれた半透明の地球が、地球と月が約30.3個分離れていることを示していました。この半透明度も調整に苦労しました。
ついでになのですが、ここ数年、図案全体が平行四辺形に収まるように作っているのですが、今回はこの月が「右上」のポイントとなるように配置してあります。デザインの教科書には(そろえるときれい)って書いてありますしね。
昨年までの丑とか寅は、簡単な線で構成されていたり、線対称だったりしたので図案が作りやすかったのですが、今回は例年に比べると卯の料理が難しくって、図案の作製に苦労しました。あと、結構時間もかつかつだった…全部言い訳ですが、ということで、今回はめちゃくちゃ練り込めているというほどでもないのですが(というよりも例年がほぼ自己満足なだけ)、Miffzのお蔭様をもちまして、ちょっとかわいく仕上がったのでOK!かわいいは正義! そして、この文章も含めて、作るのが楽しいです! そしてそして、今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2023k:2023年年賀状の図案解説
図2022:2022年年賀状の図案
<解説>
基本的にこの年まではかなり自己満足的に作っています。ただ、気づいてほしい感が「TORAs are included somewhere!」に中途半端に見え隠れしています。 これを反省して、次の年からは人に向けて作るようになっています。といいつつも、2021年に続いて結構満足感は高い図案です!
1. 惑星・(準)衛星の各位置をうまくつなぐと、寅になります!
2. 寅の次は卯年ということで、うさぎなので、月にうさぎをのっけました
3. Tiger... Oveture for RAbbitの大文字を拾うとTORAになっています。
4. VE68というのは金星(Venus)のたった一つ発見されている準衛星(2002年に発見)なのですが、もし仮に2022年にもう一つ金星に衛星やら準衛星やらが発見されると(もちろんこの時点で未発見なので右側の2022?の軌道は点線になっています)、寅が完成する!みたいな意味を込めました。 僕もこれを作るために調べて、そのとき初めて知ったのですが、準衛星は惑星の重力ではなく、太陽の重力で公転している天体なので、厳密に言うとこの惑星の周りを回っている表現は正しくないのですが、こまけーことは気にしないってことです! ちなみに2023年には地球の新たな準衛星2023 FW13が発見されています。地球から2700万km離れているということなので、月(地球から約40万キロ)と比べると約80倍も遠いところに。大きさも直径10~20 mという小ささで、 よくこんなものを見つけられるなあとびっくりするばかりです。
図2022k:2022年年賀状の図案解説
図2021:2021年年賀状の図案
図2025:2025年年賀状の図案 下の方に図で解説?しています!個人情報は黒塗りしました。
なんだかあんまり思いつかなかったので、今年はへびを幾何的に表現して、クイズでごまかすことにしました!よく見ると巳って2に似てるじゃん!巳を左右反転させると5に似てるじゃん!という流れです。あとはへびを並べてたらおぼろげに鏡餅が浮かんできたんですよ…左から長男、次男、三男、鏡餅と並んでおります。
以下はクイズの答えです。『』が答え
1.答えは『イ、すでに』などです。已然形の已でした!ミ(巳)は上に、すでに(已)半ばと思えども、おのれ(己)は下と思え、という覚え方があるそうです。実るほどなんとか…ということでしょうか。なんだか奥深いですね。
2.最近島根に行ってきたせいで引っ張られてます。『八岐大蛇(ヤマタノオロチ)』はご存知8つの首を持つ蛇で、出雲の国、スサオノミコトがヤマタノオロチにお酒を飲ませまくって、酔っぱらって寝たところをやっつけた時に、しっぽから出てきたのが草薙剣で、これは天叢雲剣と同じ。島根には「ヤマタノオロチ」というお酒がありました。洒落が利いていますね。天叢雲剣は源平の壇ノ浦の戦いで安徳天皇とともに関門海峡に沈んだとされていますが、それは形代(かたしろ)の方らしく、本体は熱田神宮に祀られているそうです。
3.『ウロボロス』というとTiger & Bunny。無限の記号∞はウロボロスに由来する説もあるそうです。無限はinfinityという響きがかっこいい…!ちなみにメビウスの輪も似た構造をしているのですが、こちらは関係ないそうな…なんとなく残念…中学校のときに「半直線」なるものを習ったのですが、ある点から無限に伸びる線ということで、そこはかとなく不思議な概念だなーっておもった覚えがあります。
4.へびつかい座、最近聞かなくなりましたが、『3つ目』が正解です。フォントで気づいた人、「勘のいいガキは嫌いだよ」(鋼の錬金術師)ってやつですね!そうなんです。へびつかい座のマークは本当にフォントが無いので画像で貼り付けています。ちなみに1つ目は木星、2つ目は土星です。なんと数字の4, 5がそのまま割り当てられているというデザインが正式…(それぞれ地球を除いて4つ目、5つ目の惑星)。4つ目はしし座です。ヘビ座っぽい。一時期がんばって記号憶えてました。
5.基本的に南北アメリカに生息しているのですが、日本での知名度が高い気がする『ガラガラヘビ』。昔そんな歌があったからなのか。がらがらと音を立てるから有名なのか。ガラガラヘビの毒はタンパク質分解酵素で、血液が固まるのを防ぐ作用があるそうです。ヘビ毒には大きく分けてコブラ科が持つ神経毒とクサリヘビ科が持つ出血毒があるらしいのですが、両方ともタンパク質の毒(やポリペプチド(タンパク質の小さいやつ))だそうです。日本だとニホンマムシ、ヤマカガシの2種が毒蛇だそうですが、いろんな見た目してて判別は難しそう…ヘビは避けるが吉かもです。ふーんって感じですが、へびの反応速度は0.04秒なのに対して、ねこの反応速度は0.02秒ということで、ねことへびが小競り合いしても、ねこが噛まれることはほぼほぼないそうな。はええ…人間は0.25秒なので、当然ぬこ様には勝てません。
6.ねずみ(子)の12時(北)からたどると、辰巳は4.5時、『南東』方向になります。戌亥(いぬい)は北西ですね。でもうしとらとかひつじさるとかは無いですね。ふしぎ。とおもったら、乾坤一擲の坤はひつじさるだそうです。ただ、乾坤一擲の乾は「天」、坤は「地」を表すので、ここでの意味はちょっと違いますね。うしとらは艮(ごん)という字が割り当てられていて、坤も艮も占いの八卦で使われるそうです。辰巳は巽とも書きますが、同様に八卦の一字に割り当てられています(とはいえ、苗字としてたつみさん、いぬいさんはよく聞きますが、うしとらさん、ひつじさるさんはかなりレアらしいです。語呂の問題でしょうか?)。
7.なんでか有名な気もしますが、いちごはみんな『バラ科』で、へびいちごもその例にもれません。バラ科アレルギーは、りんご、もも、洋ナシ、さくらんぼ、びわ、すもも、ローズヒップ、アーモンド等々も含まれるそうで、実は結構範囲が広いようです。何やら白樺やハンノキの花粉のアレルゲンと構造が似ているらしく、最近増えてきているらしいです。タンパク質なので、熱したものだと大丈夫なようで、ジャムとかは大丈夫らしい。ちなみに作者はそばアレルギーなのですが、そのアレルゲンも13Sグロブリンというタンパク質らしいのに、ゆでてるのになぜだめなのかと思ったら、熱に強い性質があるようです。耐熱性タンパク質…ぱっと調べても出てこなかったのですが、S-S結合とか大量に含まれているのだろうか…そばのアレルゲンは水溶性らしく、うどんと一緒にゆでると混入しやすいのはそのためらしいです。そばのタンパク質が熱に弱ければ僕もそばを食べれたのに…無念…
おまけ 2段の鏡餅は月(陰)と太陽(陽)を表していて、3段の場合には、火の安全と食の安全、家族の健康を願う意味があるそうです。みかんは「橙」なので「代々」続くようにという意味があるらしく、語呂合わせ満載のお節に通じるところがありますね!
皆様今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2025k:2025年年賀状の図案解説?
図2024:2024年年賀状の図案 下の方に図で解説しています!個人情報は黒塗りしました。
実は12年前も似たような図案でしたが、今回はギリシャ文字をふんだんに使った理系仕様です。最初は15種類くらいかなと思っていたのですが、盛り込んでいったら21種類くらいまで来たので(ギリシャ文字は24種類) あとはねじ込んで24種類を達成しました(すごい!自画自賛!)。ι(イオタ),ο(オミクロン)はほぼi,oと変わらないので住所の中にフォントを変えて紛れ込ませました。あくまで福笑いなのでちょっと龍が不出来ですが、ご愛敬ですね!以下雑感です。
α(アルファ):@の中にこっそり紛れ込ませました。
τ(タウ)とπ(パイ):辰の字に2種類紛れ込ませました。τは反転+アウトライン調整で結構高難易度だと思います。見た目漢字の感じが違うのでそれがヒントでしょうか。
κ(カッパ):個人的に最難関。左の子のちっちゃい方の角なのですが、一画目が頭にめり込んでいるせいで高難易度。
λ(ラムダ):右の子のひげ(右側),χ(カイ):左側のひげ。実は反転と見せかけて違う文字を割り当て。こう見るとこの2種類は結構似ていますね。
δ(デルタ):右の子の目,σ(シグマ):左の子の右の目,ρ(ロー):左の子の左の目。意外に違和感なく紛れ込ませられました
ν(ニュー)とυ(ユプシロン):右の子の角の間の髪に。υの置き場は最後まで迷いました。
今回は、方向性は12年前と同じで行こうと思ってはいたものの、ちょっと作ってみると龍があんまりかわいくならなかったりして、結構苦戦しました(δがTimesとかだと目が歌舞伎っぽくなる)。辰は比較的幾何的にもきれいな文字なので、 そちらの方向で作り直そうとも思ったのですが、なんとか粘って完成にこぎつけられました。
ちなみに、僕が研究でよく使うのは、ξ, γ, ωあたりでしょうか。ξとζは結構書くのが難しいと思うのですが、僕は結構うまく書ける自信があります。
一応2022年の図案も簡単に解説を作っておきました。来年は2021年のを作れるといいな。
なんだか2023年は結構忙しい年でした。でもこの先きっと暇な年などないので、うまく折り合いをつけながらやっていくことが大切なんだろうなと改めて思いました。2024年、改めて励んで参りたいと思います。ということで皆様今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2024k:2024年年賀状の図案解説
図2023:2023年年賀状の図案 下の方に図でも解説しています!個人情報は黒塗りしました。
<QRコードの上にのっかってるうさぎ>
昨年から登場しているうさぎで「卯年」に関連するというとちょっと微妙かもですが、いちおううさぎということで。
<Miffz>
ベルギーのうさぎキャラクターに似ているなにか。…間違えた。ベルギーではなくオランダです。オランダではナインチェって呼ぶんですよね。結局隠していないという。問題が起きませんように。あくまで似ているだけですので!!ドイツではなぜかキーボードのzとyが逆配置になっていて、zooがyooになったりします。よだんです。ベルギーではどうなんだろう。
<Miffzの顔の輪郭のUと鷺の文字をあわせて「う」「さぎ」>
まあ、「鷺」ってなんの脈絡も無くない?って話ですが、鷺が無いと分かりにくいし、うさぎと同じく一羽だし(こじつけ)、U詐欺とか、ひらがな「Uさぎ」とか、かたかな「Uサギ」とか、鷺のイラストなんてのも考えたのですが、まあこういうのもいっか、っていうことで鷺になりました。Miffzの顔の輪郭のUだけでも「う年」の「う」ということで成立はしているとは思っていたのですが、難易度高くなってしまうので、こんな感じに。(ちなみに我々の化学物理工学科の略称もU科ですので、ご利益ありますように!)
<Miffzの耳を上下逆に見ると卯になってる>
正確に言うと卯とちょっと形違いますが、Miffzの耳が明らかに特徴的な形してますから分かりやすいかもと思います。似てないと思ったあなた、少し遠目から見ると意外に似てるのでは?なんかね、トポロジー?的に同じというか? うん。これはこじつけということで!
<大橋秀伯の伯の日のところが月に>
ここは実際に印刷しながら透明度を調整しましたが、分かるような分からないような濃さにするのにちょっと苦労しました。もちろん全部黒くぬっちゃっても良かったのですが、自分の名前を完全に違う感じ・漢字にすることに気が引けたというか…ということです。
<電話番号の3007がmoonみたいに>
mを倒して3に、7とnが似ていることを利用してみました。これ、大学生のころから使ってる電話番号なのに、こんなところでネタに使えるなんて、いい番号だった…ちょっと感動を禁じ得ないです…こじつけだけど…
<年賀状の右上に配置されている〇が月を表しています>
昨年の年賀状で、郵便〒のところの〇(内側斜線)が地球だった経緯があります。これは住所で「地球」在住という意味だったのですが、今回はこれを利用して、地球と月の距離(「中心間」距離)が地球30.3個分ということで、大体それくらいの位置に月を配置しました。月は地球の約1/4の半径を持っていますが、実際の大きさと距離の比はこんな感じのようですね。意外に遠くないですか?年賀状をななめに横切るように描かれた半透明の地球が、地球と月が約30.3個分離れていることを示していました。この半透明度も調整に苦労しました。
ついでになのですが、ここ数年、図案全体が平行四辺形に収まるように作っているのですが、今回はこの月が「右上」のポイントとなるように配置してあります。デザインの教科書には(そろえるときれい)って書いてありますしね。
昨年までの丑とか寅は、簡単な線で構成されていたり、線対称だったりしたので図案が作りやすかったのですが、今回は例年に比べると卯の料理が難しくって、図案の作製に苦労しました。あと、結構時間もかつかつだった…全部言い訳ですが、ということで、今回はめちゃくちゃ練り込めているというほどでもないのですが(というよりも例年がほぼ自己満足なだけ)、Miffzのお蔭様をもちまして、ちょっとかわいく仕上がったのでOK!かわいいは正義! そして、この文章も含めて、作るのが楽しいです! そしてそして、今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
図2023k:2023年年賀状の図案解説
図2022:2022年年賀状の図案
<解説>
基本的にこの年まではかなり自己満足的に作っています。ただ、気づいてほしい感が「TORAs are included somewhere!」に中途半端に見え隠れしています。 これを反省して、次の年からは人に向けて作るようになっています。といいつつも、2021年に続いて結構満足感は高い図案です!
1. 惑星・(準)衛星の各位置をうまくつなぐと、寅になります!
2. 寅の次は卯年ということで、うさぎなので、月にうさぎをのっけました
3. Tiger... Oveture for RAbbitの大文字を拾うとTORAになっています。
4. VE68というのは金星(Venus)のたった一つ発見されている準衛星(2002年に発見)なのですが、もし仮に2022年にもう一つ金星に衛星やら準衛星やらが発見されると(もちろんこの時点で未発見なので右側の2022?の軌道は点線になっています)、寅が完成する!みたいな意味を込めました。 僕もこれを作るために調べて、そのとき初めて知ったのですが、準衛星は惑星の重力ではなく、太陽の重力で公転している天体なので、厳密に言うとこの惑星の周りを回っている表現は正しくないのですが、こまけーことは気にしないってことです! ちなみに2023年には地球の新たな準衛星2023 FW13が発見されています。地球から2700万km離れているということなので、月(地球から約40万キロ)と比べると約80倍も遠いところに。大きさも直径10~20 mという小ささで、 よくこんなものを見つけられるなあとびっくりするばかりです。
図2022k:2022年年賀状の図案解説
図2021:2021年年賀状の図案
大橋 秀伯(Hidenori OHASHI)
東京農工大学 工学研究院 応用化学部門/工学部 化学物理工学科
〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16 工学部4号館3階318号
E-mail: ohashi
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