永井研究室では、人間に優しく環境に優しい乗り物を目指した基礎的な研究をしています。研究を遂行するための基礎としては、機械の構造と動力学を扱う“機械力学”と、メカトロニクスに基礎を置き目標性能を実現するための“制御工学”、と言う二本の学問体系に基づいています。これらを基礎として、"Vehicle Dynamics and Control" を研究室の研究分野として位置づけています。 特に社会的な要請に対して研究に重点を置いています。年間1万人の交通事故死者がいる現状に対しては人間にとって安全な車作りの課題、環境に優しい低公害自動車の開発、鉄道の高速化に伴う諸問題の解決、振動騒音の少ない快適な物作り、などです。将来の高齢化社会・情報化社会に対応した物作りが今後の重要な課題であり、そのため"Human - Machine - Interface" に関する関連研究を重視していきたいと考えています。