東京農工大学科学博物館

東京農工大学科学博物館クラウドファンディングを実施

最終更新日:2019/2/15

プロジェクト概要PDF


東京農工大学科学博物館では、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にて「勧工寮葵町製糸場」3Dデジタル化のための支援募集を開始します。
昨年度、当博物館において、世界遺産で有名な富岡製糸場と同等な歴史的価値があるとされる葵町製糸場の図面が発見されました。
葵町は現在の港区虎ノ門付近になりますが、富岡製糸場とは異なり、葵町製糸場自体は歴史とともに既に失われています。図面資料には、明治期の西洋からの技術伝播解明の手がかりが多く含まれています。
そこで、クラウドファンディングによるプロジェクトを立ち上げました。まずは、コンピュータを用いて図面を3Dデジタル化して復元したいと考えております。
博物館に託された貴重な資料を、皆様のお力をいただきながら復元していきたいと思います。ご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。

<2019.2.15追記>
2月9日に目標金額100万円を達成することが出来ました。心より御礼申し上げます。
皆さまの応援メッセージからも、発見した図面を3D化させることの重要性を共感していただいたことが伝わってきました。
プロジェクト実施に向けて大変勇気付けられています。図面を組み合わせたら、はたしてどのような製糸場の姿が浮かび上がるのか、大変楽しみです。

ネクストゴールへのチャレンジとして、150万円を新たな目標として設定しました。
次のステップとして、3Dプリンタでの模型の出力を始め、復元に向けて試みたいことはまだまだたくさんあります。
集まった資金は3Dプリンタによる模型作製の準備等に利用する予定です。
ネクストゴール達成によって、勧工寮葵町製糸場の3D化がさらに充実したものになります。
今後もこのプロジェクトを応援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

募集期間

2019年2月1日(金)〜2018年3月29日(金)

募集媒体

プロジェクトサイト クラウドファンディングサービス「Readyfor」
https://readyfor.jp/projects/aoimachi

関連イベント

1)企画展「繭から糸を繰る〜技術の変遷と未来〜」において図面公開中
詳しくはこちら

2)シンポジウム
「葵町製糸場図面発見!近代製糸技術の継承と未来」
日時:2019年2月2日(土)13:00〜15:00
会場:東京農工大学小金井キャンパスグリーンホール
基調講演「工部省勧工寮製糸場(葵町製糸場)図面の重要性について」東京大学教授 鈴木淳
パネルディスカッション「日本の製糸技術をいかに未来に継承するか?」
パネリスト
岡谷蚕糸博物館館長 高林千幸
前橋市前橋学センター長 手島仁
速水堅曹研究会代表 速水美智子
東京大学教授 鈴木淳