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◎ 「高校生のための寺子屋事業2018」を開催
 2018年12月15日(土)14〜15時、東京農工大学と福島県郡山市の連携事業の一環として、郡山市役所本庁舎2階特別会議室において、同市教育委員会・農林部主催、東京農工大学共催による「高校生のための寺子屋事業2018」が開催されました。
福島県立安積黎明高校・岩瀬農業高校の生徒や教員、一般参加者、市職員、報道関係者ら60余名が参加しました。
 講師はKaren Ann Kainer米国フロリダ大学教授・本学客員教授で、南米アマゾンに暮らす人々が、熱帯雨林に生えるブラジルナッツの木の世話と果実の採取を通して森を守る様子、ナッツの生産と人々の生活の改善により森林保全を確かなものとするため、フロリダ大学とブラジル農牧研究公社が研究・教育・普及の総合国際協力を行っていることについて紹介しました。
 参加者からは、地域の自然環境に配慮しながら持続的な農業開発を進める上で示唆するところが多く、今後このような機会を増やしてほしいといった積極的な評価が寄せられました。福島の未来を担う高校生たちは、地球環境変動とくに温暖化が自然と産業に与える影響と、これに対して一人一人がなすべき対応について、強い関心を抱いているようでした。
 
Karen Ann Kainer客員教授(左)と、
通訳を務めた山田祐彰農学研究院国際環境農学部門教授
 
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