学内の動き T行事・イベント
◎ リーディングプログラム生とコーネル大学院生が、米国イサカ市民に向けたサイエンス・コミュニケーションを実施
 米国コーネル大学と本学の院生とが混成チームを組んで取り組むリーディングプログラムの科目「国際交流ワークショップ(コーネル研修)」は、今年で6回目を迎えました。今回は研究発信力を鍛えるために、地元市民にClimate Changeにまつわる科学を分かりやすく伝えるための、サイエンス・コミュニケーションに挑戦しました。
 ワークショップの準備・実施は、本学ファシリテーターの奥村航さん(チーフファシリテーター)、王永浩さん、時原美貴さんの3名と、コーネル大ファシリテーターのMs. Amanda Leonardi、Ms. Hannah Thomas、Ms. Penelope Lindsay、Mr. Phillip Conklinの4名を中心に行われました。3月に本学で実施したキックミーティング以降、毎月のスカイプ・ミーティングを重ねながら計画を練り、参加学生の事前学習をけん引し、全9日間の研修旅程が設計されました。最終的に本学から10名、先方から8名の院生が参加しました。
 コーネル大学からは、School of Integrative Plant Science (SIPS)の資金協力や、Prof. Gary Bergstrom (Section Chair)やProf. Gillian Turgeon(本学リーディングプログラムおよび卓越大学院担当教員)らのサポート、Prof. Magdalen LindebergおよびProf. Bruce Lewensteinによるサイエンス・コミュニケーション講義など、温かいご協力をいただきました。
 イベント本番、Ithaca Science Cabaretの主催者が用意してくれた会場には50人ほどの市民が集まってくださいました。各チームは、Climate Changeへの対応策や抑制策となる先端研究をデモンストレーションや事例を交えながら解説したり、イサカ市民との接点を紹介するなどしました。イベント終了後には、観客からもコーネル大関係者からも大変良い評価をいただけ、非常に有意義なワークショップとなりました。
 
グループワーク プレゼンを試行錯誤
会場での実践
 
←前の記事 次の記事→

598号目次へ戻る