学内の動き T行事・イベント
◎ 工学部各学科でオープンラボ・体験教室を開催
◇物理システム工学科
 7月28日(火)、小金井キャンパスにおいて、高校生のための一日体験教室「体験物理工房」が開催されました。
 この体験教室は、「高校生が物理現象に触れ、その面白さを実感し、物理への興味を深める機会をつくりたい」との願いから毎年実施しているもので、第13回目となる今回は、申込み受付開始後早々に定員に達するほどの人気となりました。
 当日は約40名の高校生および高校教員が参加し、10テーマに分かれて活動しました。高校で習ったばかりの内容から大学3年生で行うような進んだ内容まで、希望したテーマに分かれた参加者たちは皆、熱心に講義を聞き、午前中から夕方まで、存分に物理実験に取り組みました。
 事後のアンケートからも、普段高校ではできないような実験を大学のラボで行えたことで、とても刺激を受けたようすが伝わってきました。

【実験テーマ】
1. 重力加速度を測る
2. コマの科学
3. フリーズドライ
4. 直流モーターをつくる
5. 立体写真ホログラム撮影
6. 磁石の不思議を探る
7. 水素原子のエネルギーを調べる
8. オーロラをつくる
9. 放射線を知る、α線を観る
10. 超伝導を測る
 
暗闇に浮かび上がる「オーロラ」にみんな興味津々
「超伝導」を楽しく測ろう
 
 
◇電気電子工学科
 7月30日(木)、小金井キャンパスにおいて、体験教室「太陽光発電・ロボットホログラフィー」が開催され、大阪府の高校生を含む17名が参加しました。
 はじめに広報戦略委員の高木康博教授より本学および電気電子工学について説明があり、その後、「太陽光発電を体験しよう」、「センサ情報処理を応用してロボット・レースに挑戦」、「作って学ぼう!ホログラフィーの世界」の3つのテーマに分かれて実験が行われ、参加者は熱心に実験に取り組んでいました。
 実験後には、須田研究室、高木研究室、涌井研究室の研究室見学が行われ、参加者からは専門的な質問が寄せられるなど関心の高さがうかがえ、終了予定時間を過ぎるまで見学が行われました。
 電気電子工学科では、体験教室を昨年度に初めて開催し、本年度は昨年度の1テーマから3テーマとし内容の拡充を図ったことで、参加者数の大幅な増加を実現しました。来年度以降も実験内容をさらに充実させ、広く高校生に電気電子技術の面白さや大切さを伝えていく予定です。
 
太陽光発電の実験風景
レゴブロックでロボット作りに挑戦
 
 
◇情報工学科
 7月31日(金)、小金井キャンパスにおいて、高校生向けの一日体験教室「仮想世界と実世界をつなぐコンピュータ」が開催されました。
 当日は、24名の高校生が参加し、マイコンボードArduinoを用いたフィジカルコンピューティングに挑戦しました。
 周囲の光に反応してLED点滅の様子を変化させる「電子ホタル」を作成・改造する体験を通じて、プログラムが単純なルールの組み合わせで表されることや、プログラムの書き方次第で身の回りの実世界の様々な情報を取り込み、処理・制御できることを学びました。
 終了後のアンケートでは、「プログラムを改造して思う通りにつくるおもしろさを感じた」、「体験教室を通じて情報工学に興味が沸いてきた」、「大学での勉強の雰囲気が分かった」といった意見が寄せられ、好評裏に終了しました。
 
 
 
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