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◎ 科学博物館企画展「衣料から医療へ−シルクで創る人工血管−」を開催
 2月11日(火)〜4月26日(土)、東京農工大学科学博物館において、企画展「衣料から医療へ−シルクで創る人工血管−」が開催されました。
 この企画展は、本学工学部生命工学科朝倉哲郎教授の監修のもと、本博物館の主催、一般財団法人東京農工大学教育研究振興財団の後援により開催されたもので、本学の前身である内務省勧業寮内藤新宿出張所が設立された明治7年(1874年)以来続けられてきたシルク研究に関する様々な資料が紹介されました。
 展示構成としては、2階の展示室では、「衣料」の素材としてのシルクが紹介され、1階では本学朝倉研究室の最新の研究内容を通して、「医療」の材料としてのシルクが紹介されました。
 朝倉研究室は、絶えず新たな合成繊維開発のターゲットとして注目されてきた“繊維の女王”シルクの可能性に着目し、一層の高機能性を有するシルクの設計・生産に寄与するとともに、これまで前例のない小口径の人工血管の開発に成功しています。
 本企画展では、シルクの歴史と可能性を実感できる展示内容に加え、朝倉教授自身による来館者への説明などが好評を博し、会期中の来館者数は約4600人にのぼりました。
 
様々なシルク化粧品 様々な種類の絹の人工血管
 
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