この特別講演会は、魅力ある大学を創出する取組として、本学の基本理念である「循環型社会の実現」をテーマに毎年開催しているもので、今回で第15回目となります。
講演会には松永是学長をはじめ役職員、学生、一般の方々約100名が参加し、司会・進行の堤正臣副学長から嶌氏の略歴が紹介された後、講演が行われました。
講演では、これまでわが国がたゆまぬイノベーションによって、幕末や太平洋戦争敗戦の際にも危機を乗り越えてきたことや、かつてのジャパン･アズ･ナンバーワンの姿を取り戻すためには、当時の日本人の「覚悟」を学ぶ必要があることを熱く語られました。
講演後、質疑応答においても、「日本が震災から立ち直るために必要なことは何か」という質問に対して、「『日本という国、日本人として必ず復活するという覚悟』が大切である」との回答に、参加者一同決意を新たにし、農業･工業を通じたイノベーションの重要性を改めて実感した講演会となりました。
