学内の動き T行事・イベント
◎ 平成25年度 公開講座を開催
<健康スポーツ講座「テニス応用編」>
 10月19日〜11月16日の土曜日の全4回(10月26日を除く。)、小金井キャンパスにおいて、健康スポーツ講座「テニス・応用編:ダブルスゲームを楽しもう」が開催されました。
 本講座は単なる技術の習得、向上のみならず、マナーの習得を重視し、また、参加者同士の交流の場となることを目的に実施されており、今年度は16名が受講しました。
 実技面では、ストローク、ボレー、サーブ、レシーブなど基本的な技術練習を行い、経験の多寡にかかわらず、基本に立ち返り、体に負担が少ないプレイが大切であることを学びました。また、ペアとの連携やポジショニングに重点を置いたダブルスゲームでは、試合形式による様々なペアリングを楽しみながら行いました。
 本講座に初めて参加した受講者は、懇切丁寧かつ科学的な指導をマンツーマンで受けることによって貴重な経験を積むことができ、また、普段、ダブルスゲームを楽しんでいる経験者にとっても新たに得られた技術、知識に富む機会となり、好評のうちに講座は終了しました。
 

 
 
<遺伝子工学実習講座(2)タンパク質コース>
 11月21日(木)〜22日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センターの遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子工学実習講座(2)タンパク質コース」が開催されました。
 本講座は、初心者を対象に講義と実習をとおして遺伝子操作の基礎を学ぶことを目的としており、一昨年まで実施され、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ていた「遺伝子操作アドバンスコース」を昨年改編し、今年度で2回目となります。
 実習内容は、大腸菌を培養し、組換えタンパク質の発現を誘導、次に回収した大腸菌から組換えタンパク質を精製し、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により検出し、抗体との反応により目的のタンパク質であることを確認しました。関連の講義を含めて、遺伝子実験施設の専任教員が全てのプログラムを担当しました。
 9月に実施した「遺伝子工学実習講座(1)DNAコース」と同様に、受講者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が中心で、遺伝子実験施設が行う公開講座のリピーターも多く、本講座に対する満足度の高さがうかがえました。
 受講者同士が互いに顔見知りとなり、異分野間の情報ネットワークをとおして、各自の得意分野の拡大に役立つことが期待されます。
 
 
 
<第10回教育講演会 「皮膚疾患へのアプローチ」>
 12月1日(日)、府中キャンパス農学部附属動物医療センターにおいて、公開講座「第10回教育講演会:皮膚疾患へのアプローチ」が開催されました。
 本講座は、「獣医師の卒後再教育プログラム アドバンス イン 農工大!」が主催し、リカレント教育による獣医師のスキルアップ・再就職支援を目的として毎年開催されているもので、受講者からは、臨床獣医学の基礎や最新の知識を習得できる講座として、高い評価を得ています。
 今回は、本学比較動物医学研究室・田中あかね教授(免疫学)、獣医内科学教室・西藤公司准教授(皮膚科学)、麻布大学生理学教室・折戸謙介教授(臨床薬理学)の3人を講師に迎え、@皮膚の構造と生理、バリア機能、Aよく遭遇する皮膚疾患の診断と治療、B皮膚疾患の薬物療法、の順に講義が行われました。
 講義内容は、臨床現場ですぐに実施可能な治療法や検査法を中心とするもので、演者と受講者とが意見交換をしながらすすめられました。また、皮膚疾患を研究し、実際に皮膚外来を担当する講師ならではの専門的かつ実践的な最新知見が紹介され、時間を延長して熱心な質疑応答が行われました。
 受講者からは、「明日からの診療に役立つ」、「皮膚疾患全般についても、最新情報を得ることができた」、「自分の疑問点をよく聞いてもらい、理解が深まった」という声が寄せられ、大変有意義な講座となりました。
 本講座の詳細はホームページをご覧ください。
 http://www.tuat.ac.jp/~manabi/
 
 
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