このシンポジウムは、人の状況を自動推定することによる、省エネルギーでリスク耐性の高い社会の実現を目指し、今年度から5ヵ年計画でスタートした「持続可能社会にむけた知的情報空間技術の創出」プロジェクトの開始を記念して開催されたものです。
当日は、開会挨拶として、松永是学長より本学の特色を踏まえたプロジェクトに対する期待の言葉が述べられ、続いて、先端情報科学部門の藤田欣也教授によるプロジェクトの概要説明が行われました。
その後、沖電気工業株式会社の野中雅人氏より、「複数の映像・音を利用する超臨場感テレワークシステム」と題して、実際のオフィス環境に構築したテレワークシステムという実践的な観点から、続いて、京都大学大学院エネルギー科学研究科の下田宏教授より、「オフィス環境と知的生産性」と題して、オフィス環境が知的生産性に与える影響の定量的分析という学術的観点から講演が行われました。
当日は、企業や本学教職員、学生ら約50名が参加し、多数の質問と活発な議論が交わされました。
