学内の動き T行事・イベント
|
◎ 平成25年度 公開講座を開催
|
<遺伝子工学実習講座(1)DNAコース> 9月5日(木)〜6日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センターの遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子工学実習講座(1)DNAコース」が開催されました。 本講座は、初心者を対象に講義と実習を通して遺伝子工学の基礎を学ぶことを目的としており、これまで毎年実施され、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ていた「遺伝子操作トレーニングコース」(3日間)の内容を2日間のプログラムに変更したものです。受講者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、全国から12名が参加しました。 実習では、遺伝子実験施設の専任教員の指導のもと、ラムダファージDNAを制限酵素で切断してプラスミドベクターに結合させ、大腸菌を形質転換して生じたコロニーを観察し、次にコロニーの菌体からDNAを抽出し、PCR法で目的のDNAがクローニングされていることを確認しました。また、昼休みには遺伝子実験施設内の設置機器を見学しました。 受講者の中には、DNAを扱う実験の必要性を感じながらも、これまでその手法を学ぶ機会に恵まれなかった方が多く、本講座の2日間で基本技術をしっかりと体験できたことに満足した様子でした。 受講者がそれぞれの職場で、遺伝子組換え技術を生かせる日も近いものと思われます。 |
||
〈次の記事→〉 | ||
537号目次へ戻る |