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◎ 「高校生のための未来を創るワークショップU」を開催
 7月20日(土)、府中キャンパスにおいて、本学のニーズ展開実践型高度研究人材養成モデル化事業による「高校生のための未来を創るワークショップU」が、米国・コーネル大学との共催により開催されました。
 本ワークショップは、大学院生がファシリテータ(グループワーク等での調整・促進役)という立場で高校生を導きながら、高度な専門的知識を備えた上で、マネジメント能力やコミュニケーション力等に優れ、研究チームの力を最大限に引き出す牽引力あるリーダーを養成するとともに、イノベーション創出力を早い段階から養うため、イノベーション教育を幅広く高校まで波及させることを目的として実施されました。
 当日は、プログラムの冒頭で有江力農学研究院教授による世界の食糧問題に関する基調講演が行われ、続いてチーフファシリテータとして、コーネル大学・修士課程の Mauricio Calvinoさんと Teddy Samuel Yesudasan さんによる、テーマ「MOTTAINAI!! What we can do to addres food losses?」の発表およびワークショップのルール説明が行われました。その後、4、5名の高校生と本学大学院生のファシリテータから構成される5チームに分かれてグループワークが行われ、発表の場では、具体的で現実的な仕組み等の提案がありました。
 ワークショップには、高校10校から19名の高校生が参加し、終了後の感想では、「英語を勉強する良い機会になった。」という声が寄せられるなど、参加した高校生たちが、英語による議論の大切さを再確認したことがうかがえました。また、ファシリテータの大学院生からは、自身の現在の英語力を再確認するとともに、グループワークの難しさや面白さを実感したとのコメントや、「大学生同士でももっとこのような機会を増やし練習したい。」との要望があり、学生の積極性を感じることができました。英語で自分の考えを伝えたり、他の人の意見を聴く過程は、参加者にとって大きな挑戦でしたが、ワークショップ終了後には、皆生き生きとした表情で達成感に満ちあふれ、有意義なワークショップとなりました。
 
ワークショップのルール説明 グループワークの様子
 
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