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◎ 「農工大とカリフォルニア大学デービス校の
多面的な教育連携セミナー」を開催

 2月8日(金)、府中キャンパス農学部本館において、「農工大とカリフォルニア大学デービス校の多面的な教育連携セミナー」が開催されました。
 本学とカリフォルニア大学デービス校は、2002年から大学間連携協定を締結しており、2007年からは、本学連合農学研究科とデービス校農業・環境科学部との間で博士課程学生派遣留学プログラムが設置され、これまで20名の学生を派遣してきました。また、昨年からは学部生・大学院生の学術英語の向上を目的に、新たに特別語学研修プログラムが開始され、8名の学生が参加しています。本セミナーでは、これらの連携教育プログラムをさらに発展させるべく、多面的な留学プログラムを開発するための議論が行われました。
 当日は、本学のリーディング大学院キックオフシンポジウムに出席されたカリフォルニア大学デービス校農業・環境科学部/国際学習センター長のMark Bell教授から「国際的農業分野における大学の役割−その課題、現場の要望、発展の機会」と題して、多くの国々の現地パートナーに対して行われてきた高付加価値作物に関する教育および技術移転の取り組みが紹介されました。続いて、五味高志農学研究院准教授から「現場実践型環境リーダー育成プログラムの展開」について、渡邊裕純農学研究院教授から「連合農学研究科とカリフォルニア大学デービス校の派遣留学プログラムの7年」について、報告がありました。
 引き続き行われたパネルディスカッションでは、「“プログラム”ってなんだ!」と題して、酒井憲司国際センター長の司会により、本学の国際教育プログラムについて意見交換が行われ、カリフォルニア大学デービス校副学長のWilliam Lacy教授からは、両大学の多面的な教育連携に関して、継続的な事業評価・検討と改善が成功のカギであり、強い意志で取り組むべきとのアドバイスとともに、連携協力を惜しまないとのコメントがありました。
 今回行われた本セミナーは、両大学の多面的な教育連携の発展に向け、大きな一里塚となりました。
 
 
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