本セミナーは、イノベーション人材育成プログラムの一環として、学内教職員および学生を対象に知的財産権に関する情報を提供する場として、平成22年度から開催しています。
本年度は大学研究者としての経験を持つ特許事務所の弁理士を招き、「研究者に役立つ知的財産権の知識」と題して、知的財産権、特に「特許とは何か」という基礎知識の説明に加え、研究内容から生まれた発明を特許として法的に保護するために必要な事柄や、留意すべき点など、農学府・工学府ごとに事例を交えた紹介が行われました。
講演後、特許取得に向けた実験データの取り方などについて活発な質疑応答があり、さらに受講者からは、「特許出願の学術的価値と特許として保護対象になる価値の違いを知ることができた」、「その他の知的財産権や特許権の行使例なども知りたい」などの声が寄せられました。
今後も本セミナーが、研究活動に有用な知的財産に関する情報提供の場であることが期待されます。
