学内の動き T行事・イベント
◎ 東京農工大学・電気通信大学合同合宿コロキウムを開催
 9月8日(土)および9日(日)、電気通信大学において、東京農工大学・電気通信大学合同合宿コロキウムが開催されました。
 これまで両大学の間では、東京西地区の理工系大学として様々な交流が行われ、その一環として、21世紀COEプログラムがそれぞれ採択されたことを受けて、2003年から毎年合同シンポジウムが開催されています。本年で9回目を迎える同シンポジウムを通じて、教員間、学生間の交流が広く深く浸透し、今回新たな試みとして、合宿形式のコロキウムが企画されました。
 本コロキウムは、“専門分野や学んできた環境が異なるもの同士が、互いをいかに理解しコミュニケーションを取るか”をテーマに掲げ、通常の学会や研究会よりも、より踏み込んだ対話ができるよう宿泊形式で行われ、本学から37名、電気通信大学から28名、招待者4名の計69名が参加しました。
 初日は、桂川眞幸電気通信大学教授による本コロキウムの趣旨説明に続き、松永是学長、梶谷誠電気通信大学長から挨拶があり、丹治はるか東京大学特任助教、関本清英株式会社IHIセキュリティープロジェクト部長による講演が行われました。続いて、元文部科学副大臣鈴木寛参議院議員による特別講演が行われ、両大学の学生に向けて、「学生にこそ大学改革の担い手として強く意識を持ってもらいたい。」と熱いメッセージが贈られ、両学長ほか教職員には、「人づくり」、「社会に対してイノベーションを起こす研究」について、両大学への期待が語られました。
 この後休憩を挟み、両大学の博士後期課程の学生によるオムニバス形式のショートトーク、参加者全員をアトランダムに配置したグループディスカッションが行われた後、情報交換会が行われ、熱心なディスカッションが深夜まで続けられました。
 翌日は、グループディスカッションの全体報告会があり、学生たちが自分たちの大学・大学院に希望する教育研究環境について、両大学の学長に向けて意見交換が行われました。両日をとおして参加者は皆大いに刺激を受け、来年度以降も継続して開催していくことが宣言され、コロキウムは大盛況のうちに閉会しました。   
 
松永学長からの挨拶 両学長も加わったグループディスカッション風景
 
←前の記事 次の記事→

525号目次へ戻る